エロモンスター 1
ここはエロモンスターが生息する世界。アフォード。
ああ、エロモンスターっていうのは、人間の男の精液を主食とする淫魔のこと。
「あーあ。どっかに絶倫のチンポ転がってないかなー」
私はエロモンスターのシルファ。種族は風の妖精で、特技は風を巧みに使って男のチンポから精液をピュッピュッさせること。
「少なくとも、この大陸にはそんなチンポないと思うよシルファ。」
「やっぱそうかなー」
今話してるのは、友達のイフナ。彼女は火の精霊で、ご自慢のバストと火を用いた技で、チンポから精液を搾り出すテクの持ち主だ。
「た……たのむ。もう……やめてくれ……」
「え、なに?聞こえなーい。」
既に10回目の射精ではあるけど。たかだか10回目の射精ごときで今にも死にそうになっている男になどに興味はない。精液の味もかなり薄くなってしまっているし。
「イフナ。やっぱりこの男も、もうダメだよ。いくら搾っても、うっすいザーメンしか出せなくなってるから。そろそろ殺して、他の男を探そうよー。」
エロモンスターたる私は、基本的に男のことは食糧としか考えてない。
だってザーメンは私たちにとって栄養となり、美容であり、子孫繁栄の為の子種なのだから。
より良い娘を作るためにも、私たちエロモンスターはより強い精子を持つ男をいわば本能的に探している。
だが。
「……あ……ぁ……」
男は顔面蒼白となった途端、その場に崩れ落ちた。
痩せこけて干からびた様子で、しかしどこか満足そうな表情だった。
弱い精子しか持たない者は、単なる『間食』にしか過ぎない。
私たちにとってまともな栄養にならないし、何より
そんな精液で孕みたくない。
立派な娘を産む為にも、なるだけ良質な精子を探さなくてはならないのだ。
これはエロモンスターの生き甲斐。
例え良質な精子を持つ男が見つかったとして、その男がどれだけ情けなかろうと、脆弱であろうと、性格が悪かろうと。
私は喜んで股を開くだろう。
性奴隷の扱い方をされようが、濃い精液を吐き出し続けられるのであれば、従順になって従う。
別におかしなことじゃない。
それはエロモンスターの本能であり、生き甲斐なのだから。
「んー、やっぱもう出ないかあ。」
イフナが最期の精を食らおうとしゃぶり続けていたが、蛇足かもしれない。
既に事切れているのだから、さすがに射精は不可能だろう。
「この男も終わりだね〜。」
イフナが骸のチンポから口を離すと、熱い息を吐いた。
イフナの舌は細胞を活性化させることができる。イフナがしゃぶったチンポは、いかに勃起してない短小包茎なチンポであろうと、必ず勃起させるのだ。
そして勃起したチンポから精液を吸いとる。その命の灯火ごと。
精液の味は格別。
それは間違いない。
だけど、それはあくまで粘っこい濃厚な精液の場合。薄くて水のような精液は、はっきりいってあまり美味しくないのだ。
「あー、マズかった〜。ねー、シルファは他の大陸に行ったことあるんでしょ?良いチンポがあるとこ、どこか知らない?」