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淫屍の迷宮
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫屍の迷宮 14


(・・・〜〜〜〜〜〜っ!?)

そこには見目麗しくも恐ろしい、モンスターがいた。
歩いていたのは人骨の甲冑をまとったケンタウロス?だった。
なぜ疑問形なのか。それはアラクネの下半身が馬ではなく、骨を組み合わせたものだったからだ。
淫屍の迷宮のみに生息するオリジナルモンスター、スケルトン・ケンタウロスである。
おびただしい数の骨を集めてできたスケルトンが、迷宮の魔力で女性化したものだ。
アンデッドなのに足が速く、馬並みのスピードが出せる上、その身体は硬く、打たれ強い。
実に厄介な女モンスターである。
ちなみに女性なので『手続き』さえすれば『お持ち帰り』することもできる。
だが新米冒険者程度に狩れるような、ザコではない。
おまけに男が見つからなくてイライラしてるのか、さっきからものすごい不機嫌オーラを放っている。
見つかれば殺される。ゴーザは確信した。
武器どころか服もない今の状態では勝ち目などない。
幸い、相手はまだ獲物の存在に気づいていないようだ。
彼は即座に逃亡しようと振り返った。すると・・・。
「・・・・・・(にこにこ)」
「・・・・・・・・・・・・」

振り返ったその背後に、全身に青白い炎をまとった全裸のお姉さんが浮いていた。
言うまでもなく、彼女もここのモンスター、オーガゴーストである。
オーガ(鬼)とついているが、物理攻撃は専門外で、むしろ魔法による戦闘を得意とするモンスターだ。
しかし本当に注意すべきなのはその戦闘力よりも隠密性、移動能力にある。
ゴースト系モンスターは実体がないゆえに、壁抜けによる移動が可能である。
そのため油断していると、思わぬ奇襲を受けるハメになってしまう。今のゴーザのように。
彼女は何がうれしいのか、すっごいイイ笑顔でゴーザを見下ろしている。
いや、彼女が何に喜んでいるのかなんて、わかっている。わからないほうがどうかしてる。
ようやく出会えた男、あるいはエサを前に喜んでいるのだ。
1番避けたかった最悪の展開に、ゴーザは何が起きているのか、すぐには理解できなかった。
現実逃避してたのかもしれない。でも目の前の絶望的な現実は変えようがないわけで。

「うわあああぁぁぁあああぁあぁッ!!??」

我に返ったゴーザは、迷宮中に響き渡るかのような大声で悲鳴を上げてしまったのだった。

「おチンポだぁ〜!」

どこか抜けた歓喜の声を、オーガゴーストの彼女は上げる。

「ひぃぃぃ、く、来るな!」
「エッチしよう〜セックス〜」

必死に腕を振るい追い払おうとするも、霊体属性の身体には一切通用せず、その距離は縮まるだけだった。
そして、半透明の彼女の身体がゴーザの下半身を包み込むと、今まで感じた事の無い刺激がゴーザの身体を駆け抜けた。
「ひゃぅん!?」
思わず変な声が出てしまう。慌てて口をふさぐがもう遅い。
「き、気持ちいいのぉ〜?」
「ち、違う!これは驚いただけで・・・」
「じゃあもっとやる〜」
「やめっ・・・ふあっ!?」
オーガゴーストはさらに強く、下半身を締め付ける。
今度はそれだけでは済まなかった。
上半身にも手が回され、胸や首筋を愛撫される。
胸板をさすられ、乳首をつままれる。
「うわあああーっ!」
悲鳴と共にゴーザはオーガゴーストの中に取り込まれてしまう…。
それから一時間後、風船のような形状に変化したオーガゴーストの中でゴーザは胡座をかいていた。まるで何かに祈りを捧げる神官のようであるが、彼は全裸でペニスをそそり立たせている。

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