PiPi's World 投稿小説

HRHR FANTASY
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 12
 14
の最後へ

HRHR FANTASY 14

さっそく受付に行くと、木の実を渡し換金する。
何という幸運だろう、僕はこの幸運を神に感謝する。

「……って、そもそも今の状況、元はと言えばその神のせいじゃないか!」

やっぱり神に感謝するのは取り消した。
おのれ、余計な予言を告げた神め!

・・・はぁ、文句を言っても仕方がない。
今日はもう遅いし、宿で休むもう。




「ふあ〜〜〜よく寝た。」

やっぱりベットで寝るのは気持ちいいや、三日も野宿したから余計にね。
しかし何だろう・・・

「胸に違和感が・・・」

服を脱い見てみると、心なしか張ってるように見える。
まさかと思って、乳房を強く握ると・・・

 ピュピュッ

!?白い液体が乳首から出て来た!
これって母乳!?ってことは・・・
僕は直ぐにステータスを確認した。
そこには・・・

状態:妊娠

やっぱりいいい!!
どっ、どうしよう。
スキルのせいで中絶はできないし・・・
産むしかないよね・・・

「まだ、12なのに・・・」

くよくよしても仕方がない、とにかく行動しないと。

「んっ?」

他に変化はないかステータスを見ていたら、知らないスキルがあった。

獣速:素早さとスタミナが大幅にUP

もしかして昨日の狼からスキルコピーしたのかな?
まあ、よさげなスキルだから使わせてもらおうかな。
それ以外は特に変化はないな。
僕は大神殿に向かうために宿屋を後にした。


「あれっ?どうしたんだろう?」

停留場に行ってみると、沢山集まっていた。
それだけなら昨日と同じだけど、何やら大きな声や怒声のようなものがとんで、ただならぬ雰囲気だ。
とりあえず近くの人に聞いてみることにした。

「何かあったんですか?」
「んっ?あぁ、どうやら馬車が出れないようだよ。」
「えぇぇ!?そんな!どうして?」
「なんでも道中にでる魔物や獣が凶暴化して、馬車を襲ったらしい。
いつもならこの辺りの魔物は弱いからそんな事は無いんだけどね。」
「この前の『黒い雲』が出てからちょっとおかしかったよな。」
「あぁ、町にいた動物がもの凄く怯えていたな。」
「雲の中に人影を見た、って奴が何人もいるらしいぜ。」

黒い雲に人影・・・
まさかあの時の邪神の影響?

「みなさ〜ん、今から今後についてお話します。」

大きな声をした方を見ると、台に乗った係員らしき人が立っていた。

「現段階では、皆様を安全に目的地に送り届けることが出来ません。
危険のないルートの確保、移動方法、又は魔物の鎮静化しない限り、
馬車はしばらく休止させていただきます。」

「おいおい、なんだよそれ。」
「大事な商談があるっていうのに。」
「冒険者を雇っていくしかないか?」

う〜ん、まいったな〜。
馬車で移動できないなんて。しかも、いつ動くかわからないし。
これは、自分の足で行くしかないかな?
でも、魔物が凶暴化してるみたいだし・・・
馬車の乗車賃で装備を整えるか。




「う〜ん、どっちを優先するべきか・・・」

今僕は町にある武器・防具の店にいるのだけれど少し迷っている。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す