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鬼畜な魔王と女勇者達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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鬼畜な魔王と女勇者達 4

そして、今さら剣を捨てて恭順を示した所で許してなどくれる訳がないという事も…。
二度と逆らう気も起きないほど徹底的にブチのめされるか、さもなくば殺されるのがオチだ。
「はぁ…はぁ……(怖い…怖い…怖いよぉ…ママぁ…)」
エミラは剣を構えたまま動けない。
両足はガクガクと震えている。
だが、やがて彼女は意を決したように男を真っ直ぐに見据えた。
「お…おい、なにマジになってんだよ?や…やめろぉ!嫌だぁ!!助けてくれえぇ!!!」
「うああぁぁぁぁっ!!!!」
次の瞬間、エミラは剣を振りかざして男に斬りかかった。

…それからの事は良く覚えていない。
気付いたら目の前は血の海で、その中にほぼ肉塊と化した男が転がっていた。
「はぁー…はぁー…はぁー…」
エミラは息切れし、肩で息をしていた。
彼女の両脚の間はビショビショに濡れていた。
男に中出しされた精液と、彼女自身の愛液だけではここまでビショビショにはならない。
どうやら興奮のあまり知らない内に放尿していたらしい。
「こ…これで…良かったの…?」
エミラは尋ねる。
だが、声はもう聞こえなかった…。

 ※ ※ ※

…それから半年が経った。
「はあぁぁーっ!!!!」
そこにはモンスター相手に果敢に剣を振るい戦うエミラの姿があった。
 ズバアァーッ!!!!
「グギャアァァッ!!!?」
いま彼女が頭から真っ二つに斬り裂いたのはゴブリンロード…通常のゴブリンの倍以上の大きさがあるゴブリンの上位種である。
「ギイィッ!!?」
「ギギイィ〜ッ!!」
親玉がやられたのを目の当たりにした子分のゴブリン達は蜘蛛の子を散らすように散って行く。
「ふぅ…これでこの近辺の村々がゴブリンの群れに襲われる事も無くなるわね」
そう言って剣を鞘に収めるエミラ。
この半年で彼女は心身共に驚く程の成長を遂げ、その名は近隣の村や町にも広く知れ渡っていた。

半年前にエミラのおっぱいに夢中になっていた少年がエミラに駆け寄ってきた。
少年の名前は『マコト』。マコトには両親がいないようで、エミラが名付け親で、弟のようにかわいがっていて一緒に旅をしている。
「エミラ姉ちゃん。」
「どーしたの?また私のおっぱいがほしくなったの?」
「違うよ、ジェシカお姉ちゃんとラーナお姉ちゃんも、終わったから知らせに来たんだよ。」

ジェシカとラーナは、半年前にあの男から逃げ出した後に、エミラが出会った他の村の勇者であった。
この二人もまた魔王により、いいように身体を弄ばれ、暴漢に町へ連れて来られ、逃げ出した所をエミラと出会ったのだった。
「そう、向こうも片付いたみたいね、それじゃ合流しましょうか」
そう言って歩き出そうとするが根っこつまづいて倒れそうになる。
「姉ちゃん」
マコトが慌てて駆け寄ろうとするが、エミラは倒れる寸前で立ち止まった。

「大丈夫よ、ちょっとつまづいただけだから」
心配そうな顔をするマコトに向けて大丈夫だと伝える。
この半年で一番変ったにはエミラの腹部だろう。
大きく前に張り出しているのだ。
それは最初に犯されたときに孕んでしまったからだ。

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