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淫らなクエスト
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫らなクエスト 1

ここは、女を性的に支配する世界<エスプラーナ>。突如落ちてきた隕石により、世界中の男が理性を失い身体が歪に変形してしまい、さらには女の身体を犯し子を孕ませるようになってしまった。
後にそれらは魔物と呼ばれるようになり、幾万種類の魔物が世界中を彷徨うようになる。
そのため、生き残った女たちが世界各地でギルドを設立し、魔物となった男達から身を隠れるように、かつ反撃するための拠点として、身を固めていた。
この物語は、苦境に立った女たちが魔物に立ち向かう話である。


「ミーナ。そろそろ交代だよ。早く起きて。」
「うぅ〜ん…あと5分だけぇ〜」
「だ〜め!」
「ならあと10分…」
「増えてるじゃない!ほら!起きた起きた!」
ムリヤリ布団を引っ剥がされ、眠い目を擦りながらベッドから起き上がった一人の美少女…彼女の名はミーナ、17歳になる。
背中の中程まである長髪を右側でサイドテールにまとめ、その胸元には17歳という年齢にしては少し不相応な大きさの巨乳が揺れている。

渋々ベッドから這い出したミーナは部屋の片隅に置いてある軽装の鎧(肩と胸だけを防護する簡単な物)をパパッと装着し、右側に物入れ、左側に剣を下げたベルトを腰に巻いて、同じく部屋の片隅の壁に立てかけられている槍を手に取って部屋を後にした。
「はぁ…それじゃあ夜間警備行ってくるねぇ〜」
彼女は都市自警団の団員なのだ。
自警団は16歳から18歳までの健康な市民全員の入団が義務付けられている。
この世界から男が居なくなってしまってから約50年…都市の防衛も立派な女性の任務である。
ちなみに義務を終えたら退団するも残るも好きにして良い。

この世界では、魔物と対峙した場合、まず女性側に勝ち目はない。腕力で闘おうとしても、勝ち目はないからである。
では、実際に魔物に遭遇した時はどうするか。
相手が精液を出し尽くすまで腰を振るのだ。自ら犯され魔物の体液を絞り出し続け、疲労したところで魔物の息の根を絶つ。
女性が50年の間闘い続けて編み出した知恵である。当然魔物との子を孕んでしまうが、なぜか生まれてくるのは女の子のみ。魔物は確実に生まれてはこない。

だが魔物に犯されている間は、ただ相手の為すがままになっていれば良いのかと言えば、それは違う。
実は魔物の体液や体臭には強力な媚薬効果があり、気を抜くと魔物の虜にされてしまい、最悪の場合、そのまま巣へとお持ち帰りされ、彼らの性欲処理用の奴隷として死ぬまでオナホールとして扱われるのである。
よって魔物と戦うには快楽に負けない強い精神力が必要とされる。

「はぁ〜…」
都市を囲む城壁の上でミーナは憂鬱そうに溜め息をついた。
「どうしたの…ミーナ?」
隣にいた気弱そうな少女のアリサが尋ねる。
三つ編みお下げ髪で体を動かす度にユサユサと揺れる胸元の膨らみはミーナ以上の爆乳だ。
「アリサも知ってるでしょう?もうすぐ私達、初めての“狩り”に行かなきゃならないんだよぉ…?」
“狩り”とは城壁の外に出て魔物と戦う事…すなわち魔物に犯され孕まされる事を意味する。
これは自警団への入団と共に避けて通る事の出来ない義務だ。
男がいなくなったこの世界で人類(女性)という種を絶やさないようにするためには仕方の無い事なのである。

「はぁ〜…魔物に犯されるのは怖いし嫌だし、その後ちゃんと倒せるかどうかも不安だよぉ…」
「ミーナ、やめてよぉ…そんな事言われたら私もだんだん不安になってきちゃうよぉ…」
そこへ…
「おい!そこのお前達!何を無駄話してる!?魔物が来ないようにしっかり見張らんかぁ!」
「「は…はい!すいません先輩!」」
二人は先輩団員に怒られたと思ったが、声のした方を見たら同期だった。
「キャハハハハ!!私だよ、私〜!」
「はぁ…アイラは本当にイタズラ好きなんだから…」
ミーナとアリサが驚くのを見てケラケラと笑うツインテールの少女と、それを見て肩をすくめて溜め息を吐くショートヘアの少女が立っていた。

「アイラ!騙したわね〜!?」
「もぉ、驚かさないでよぉ〜…」
ツインテールの少女の名はアイラ、童顔で背丈も皆より頭一つほど低いので、幼い印象を与える(性格も子供っぽい)が皆と同じ17歳である。
ショートヘアの少女の名はエリス、ボーイッシュな印象の少女だ。

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