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なりゆきでアイテム屋の経営者になった話
官能リレー小説 - ファンタジー系

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なりゆきでアイテム屋の経営者になった話 3

タプタプの二の腕、明らかにサイズの小さい胸当てにムリヤリ収められたG〜Hカップはあろうかという巨乳、16歳という若さでありながらポッコリと突き出たお腹、縦ではなく横に入っているおヘソのライン、だらしなく肉の付いた腰回り、本人もコンプレックスに思っている程の大きなお尻、ムチムチの太もも…。元がお嬢様で肉体労働とは無縁の生活をしていたため無理も無いとはいえ、そのボディはちょっと“豊満”過ぎる…。
「すげ〜な、腹なんて摘めるぞコレ…」
ルイはふざけてロゼッタのお腹の肉をムニッと掴んで引っ張った。
「バカバカ!セクハラ〜!ほんっとデリカシーのカケラも無いんだから!ハァ…本当ならこんなバカ男とじゃなくて、もっとイケメン美男子と一緒に冒険したかったのにぃ…」
「お互い様だろ。俺だってこんな事になりさえしなけりゃあ、もっとスレンダーで大人な美女と組んでた。さあ、とっとと行こうぜ」
ちなみにその容姿のみを言えばロゼッタもルイも絶世の美男美女…とまではいかないが、なかなかの好青年と美少女であり、街を歩けば高確率で異性に声をかけられるレベルである。

ロゼッタは鞘を付けた肩掛けのベルトを袈裟にかけると両手剣を挿し、その上から顎から足首まで隠れるマントで自身を包んだ。
今までは膝上くらいまでのマントで旅をしてきたが、露出度の高いビキニアーマーで羞恥心が刺激され過剰なまでの大きさのマントでないと安心できなくなってしまった。
さすがにルイはそれは逆に恥ずかしいぞと注意しても聞く耳を持たなかった。
ルイはこの店に来た時の装備にここで見つけた物を追加で持ったくらいだった。
薬草以外にも道具は潤沢。
これで何かしら見つけられなかったら大赤字だろうが、生きて帰ることが大前提の仕入れだった。
洞窟はある程度探索されて地図などが作られて売られていたが、その地図は未完成だった。
なぜ未完成なのかと言うとその地図に書かれている場所より奥は常に変化するからであった。
なぜ変化するのかはいまだ解明されていないが、その為、謎や未発見の品を求めて冒険者達が洞窟を訪れていた。
「その迷宮が変化するのは初めのころは地下水流などを利用して迷宮が歯車式に入れ替わって変化してると考えられていたんだがそうじゃないらしい」
乗り合い馬車乗り場に向かう途中ルイは旅をしている間に仕入れた知識をロゼッタに教えていた。
ロゼッタはと言うと、マントを纏っていてもその下は普段つけている下着より露出度の高い防具しか纏っていないので通行人の視線を気にしていた。
ルイから見たら露出プレイを始めた少女を見ている気分だったが説明を続けた。
「実際に検証するために何人もの冒険者がそこに潜って数日間過ごしてみたけど、その洞窟が動いたりするのを見ることができなかったそうだ。それなのに、いざ地上に戻ろうとしたら今まで来た道が変わってしまっていたという」
ロゼッタはマントの前を掴んでもし風が吹いてもあおられないように内側から握りながら聞き返す。
「じゃあ、どうやってその冒険者は地上に戻れたの?」
「初めての洞窟とかでは特殊な糸を伸ばして進むのは珍しくないぞ」
「ということは地面や天井から壁が生えたりすることはないのかしら」
「鋭いな。けど、その冒険者は偶然迷宮から出られたのかもしれないし、別の方法で脱出したのかもしれない」
「でも、その洞窟は変化するのはそこだけなのかしら。実はゆっくりだけど変化してるのかもしれないわ」
「かも知れない。けど、今回はあくまで売り物を探しに行くんで解明しに行くわけじゃない。もっとも、解明できたらあの店からおさらばできるだけのお金が手に入る発見だけどな」
そういって乗り込んだ洞窟方面の乗り合い馬車はガラガラであった。
発見された当初は入り口に行列ができるほどであったのに、今では経験値やアイテム集めの冒険者がまばらに訪れるくらいになっていた。

馬車に揺られて小一時間、私達は洞窟の入口についた
かつては宿屋が並んでいた洞窟へと続く大通りは今では8割が店を閉め閑古鳥が合唱していた
私達はとりあえず開いている宿屋で洞窟への入場許可証を買い、今から洞窟へ入る事を伝え、洞窟へと足を踏み入れた

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