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淫魔の家畜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫魔の家畜 1

 この地球の覇者が人間だったのは遠い昔の話。
 今現在、地球で最大勢力を誇っているのは愛と快楽によって男を支配し女を同類に変える人外、淫魔と呼ばれる美しい女達であった。

 淫魔が支配しているこの世界では男は家畜として扱われ、女は男の子1人か女の子3人を生むまでは人間として、それ以降は淫魔として生活する。
 可能な限り精と快楽を男から得たいと考える淫魔達の尽力により人間も非常に長命化し、人類は支配者から転落したとはいえ愛と快楽に満ちたかつてない平和な時代を迎えていた。
そんな世界で学園都市となった武蔵野にあるお嬢様学校「聖サキュバス女学院」にて。

「ねえ知ってる?
 淫女王様達がお住まいのお城に居る家畜の話。」
「ええ、なんでもたった一人で淫女王様を始めとするお城の淫魔全員を、途轍もなく素晴らしい快楽で溺れさせて差し上げてるとか。」
「噂では、お城の方々はもう他の殿方の精液やペニスでは拒否反応が出るほどで、2日もその家畜とセックスできないと体が夜泣きをして発狂しかけてしまう、という話も聞きましたわ。」

 家畜の話をしていた淫魔達は恍惚とした表情を浮かべた。

「はぁ、私もそんな風に溺れさせてくれる家畜が欲しいですわ。」

 一人がそう呟くと、周り中の淫魔達が一斉にうなずく。
 彼女達は自分達の中に、こんなことを考えている者がいる事に気づかない。

(……い、言えないっ。私の家の悠太がまさにそんな感じの家畜だなんて、とても言えないっ!!)

 彼女はかつて人間だった頃から自分を姉のように慕い、そして自分も快楽に溺れながらも慈しむようなセックスで交わる淫魔や人間の女を悉く溺れさせる少年の事を思い浮かべた。
 悠太の名前を思い浮かべた彼女の頭の中は、「悠太」というキーワードに反応して自動的に彼の事で一杯にななる。

(初めてあの子の子どもを生んだ時には私の方が身長高かったのに、3人目を生んだ頃にはもう抜かれてたっけ。)
(小さくて可愛いって思ってたけど、私より大きくなった今でも可愛いのよね。)
(あの子とのエッチって本当に凄いもんね。とんでもなく気持ち良いだけじゃなくてとても幸せな気分になれるんだもん。)
(凄く気持ちいいのに凄く安らいだ気持ちになれるのよね。失神させてもらった後、目が覚めると優しく笑いかけてくれるととっても幸せな気持ちになれるし、皆して夢中になるのは当たり前よね。)
(本格的にあの子に溺れちゃったのって、淫魔になった後だったっけ。

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