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ああ無情…
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ああ無情… 1

「はぁ…何で僕が騎士になんてならなきゃいけないんだろう…」
ため息をつきながら一人の少年が街道を行く。
彼の名はアレン。田舎の領主の次男坊だ。
狩猟や剣術よりも日向ぼっこや読書が好きというインドア派だったのだが、そんな彼を見るに見かねた父親が勝手に王都の騎士養成学校への入校手続きをしてしまったのである。
この世界の“騎士”とは、武術・魔術の両方を極めた者に対して送られる称号で、これを持つ者は皆の憧れの的だ。そして必ずしも馬に乗って戦うとは限らない。
騎士になれば家の評判も上がるし、良い仕官先も見つかるし、良家との縁談も望める…まさに一種のステータスだった。
この世界では貴族・平民を問わず、家を継がない次男三男は邪魔者扱いである。アレンのような理由で騎士を目指す者は少なくない。
もっとも彼の場合、自分の意志ですらないのだが…。
「いやああぁぁ―――っ!!!!!」
「やめてええぇぇ―――っ!!!!!?」
アレンがぼんやり歩いていると突然、街道の脇の森の中から女の悲鳴が聞こえてきた。
「盗賊か何かかな?」
アレンは腰の剣を抜いて声した方へ走った。
この世界では戦争時を除いて、武器を持つ事が出来るのは貴族階級だけである。もし庶民が武器を所持している所を見つかったら死刑。
盗賊の武器なんて、せいぜいナイフくらいだろう。例えアレンのようなド素人で、相手が複数いたとしても、剣を持っていれば高確率で勝てるのだ。
「よ〜し、カッコ良く女の子を救い出してヒーローになってやるぜ〜♪」
ところが、現場に着いてみて、その考えは消えた。
「こりゃダメだ…」
相手は人間ではなかったのだ。
そこには二匹のオーク鬼が二人の女を組み伏せて犯していた。女達の服はズタズタに引き裂かれて、ほとんど裸同然だった。
「ママぁ〜っ!!!!い゛だい゛よ゛ぉ〜っ!!!!?」
「マリエッタぁ〜っ!!!!?」
二人は母娘のようだ。母親の方は豊満な肉体を持つ妙齢の美女、娘の方も母親に負けず劣らず肉感的な美少女であった。
マリエッタと呼ばれた娘の股からは大量の淫汁に混じって一すじの赤い血が流れ落ちていた。処女だったのだろう。
「かわいそうに…あの二人はもうダメだな」
アレンはその様子を物影から覗きながらつぶやく。
オークに犯された女は必ず孕み、そのほとんどが出産の激痛に耐えられずに死ぬ。もし生き延びられたとしても、オークの仔を産んだ女は子宮と膣が変形し、女として二度と使い物にならない体になる。
ニ匹のオークは腰の動きを止め、ビクン!ビクン!と体を震わせている。射精しているのだ。
「だめえぇ――っ!!!!中に出さないでぇ―――っ!!!!!」
「いやあぁ―――っ!!!!!オークの赤ちゃんなんか孕みたくないぃ―――っ!!!!!!」

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