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世界征服
官能リレー小説 - ファンタジー系

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世界征服 3

どうやら大量の魔力を帯びたザインの精液に、身体が子供を産めるように進化したらしい。
身体強化は当たり前で、すごいものだと歯が牙のように鋭くなったり、尻尾が生えたりするものまで現れた。
子作りの道具としてしか見てなかった女たちの思わぬ変化に、ザインは大いに喜んだ。
そして女たちが魔物化してから、1ヵ月後。
殺戮と子作りに精を出していたザインは、女たちと共に倉庫にやってきていた。
集まった女たちは人間の姿を保ったもの、魔物と化したものさまざまだが、みな共通して腹をこれでもかと言うほど大きく膨らませている。
そう。今日はザインが待ちに待った子供の出産日なのだ。
女たちは出産とまた種付けしてもらえる喜びで、股間を熱く潤わせながら、その時を今か今かと待ちわびていた。
そしてついにその時がやってきた。

「待たせたな、女ども!
 オレのためによくぞ子供を孕み、その腹の中で育ててきた。
 今日はその褒美も兼ねて、貴様らに至高の快楽というものを与えてやろう!」

ザインはそう言うと、眼前で『パンッ!』と両手を叩いて、不可思議な言葉をしゃべり始める。
すると倉庫の床に幾何学的な模様が現れ、その明滅に呼応するかのように女たちが次々と喘ぎだす。
今、彼がやっているのは成長促進の呪法。
数ある魔法の中でも初歩中の初歩とされる魔法だ。
この魔法を昇華したものが回復魔法であり、これを極めれば畑の農作物の収穫時期を早めたり、家畜を効率的に増やすことができる。
ザインはそれを出産寸前の女たちに使うことで、出産の時期を早めているのである。
落ちぶれたとは言え、魔王の精液を浴びて変質した女たちの身体は本来苦しいはずの出産に快楽を感じ、みな一様に喜びの悲鳴を上げ続ける。
まるで生まれてくる我が子の誕生を祝福するかのように。
時間の経過と共に女たちの叫びはだんだん大きくなり。
声はやがて音となって響き渡る。
そして床の魔法陣が一際大きく輝いたと思われたその時!

おおぉあああぁぁぁッ!!!!

女たちはいっせいに絶頂に達し、子供たちを出産した。

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