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魔物使い
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔物使い 1

俺は魔物が好きだ
確かに、魔物は人間を襲う。けど、それは他の獣だっておんなじだ。
人は、魔物の姿…その異形に恐れを抱く。
それこそが魔物が人に嫌われる理由
だけど、俺は魔物にも良い奴が居ることを知っている。結局良いか悪いかなんて、ソイツの心次第だってこと。
けど、俺の考え方は少数派だ。ほとんどの人は魔物を恐れている。だから俺は人々にもっと彼等の事を理解して貰おうと頑張っている。

「……とはいっても、流石にキツイな」
今、俺は魔物の有効利用の研究をしている。
有効利用…言葉は悪いが人々に魔物の能力の有用性を示すこと、それこそが魔物を身近になモノにする第一歩だと信じている…

「……が、人手が足りん」
何をするにも人手は必要だ。
「ましゅた〜。わたちは〜?」
後方から訴えるちびっこ一匹
確かさっきまでいなかったような?いつの間に?
「……人手が欲しいな〜」
「ながしゃれた!?ましゅた〜。わッたッちッは〜」
ドスドスと跳ねるちびっこ
どうでもいいが床が抜けるぞ
「………」
「むししないでくだしゃい〜」
いつもながら可愛い反応する奴だ
「貴方は誰ですか?」
「そ、そんなっ!!あんまりでし、ましゅた〜
あのよるのことも、わすれてしまったんでしか!?」
…そんな夜は無い
「まぁ、ふざけるのはこの位にして、取り敢えず言語機能を治すぞ。このままだと、非常に読みにくい」
「あぅ〜。わかりまちた」
素直でよろしい。
「ところでましゅた〜」
「どうした?」
「どうちて、よみにくいなんでちか?ききにくいのまちがいじゃ?」



───1時間後

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