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幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜 60

「テポ〇ンやノ〇ンってあるの」
切り出す狂骨に阿蘇や蛮御が激しい突っ込みを入れる。
「ふー…ありますよ。ただ、燃料代とか別になるけど」
「あるの?」
紅夜叉は思わず聞き返す。
「ここはお金さえ払えば核兵器からパンティだって揃えますわ」
「パンティのどこが武器なんだよ」と突っ込む紅夜叉。
「あら。履くべき人が履いたらそれは立派な武器よ。…履く人が違えば凶器にもなるかしら?」
そう言いカラカラ笑うセルジュを紅夜叉は顔に?を浮かべて眺めていた。
阿蘇は突っ込みを忘れて紅夜叉のパンティを妄想していた。
「パンティはまた今度にして、ニューナンブのチューンナップと特殊弾、クイックリローダーのセット。それに破邪の印を施したクナイに…」
赤千穂が注文を始めると誰も口を挟めなくなった。
何を言ってるのかもわからなくなったがセルジュはキセルを加えながらフンフンと相槌を打つように頷く。
「他のはすぐに揃えられるだろうけど、銃の改造には何日か掛かるわよ。いっそ別の銃に買い換えない?」
「いや、使い慣れたやつがいいからな。
 それと、これから一戦やらかすかもしれんから、銃はその後渡すよ」
 そう言って阿蘇は、セルジュが棚から取り出した硫化銀弾頭とリローダーを受け取る。
「そう? あなたにはコンバットマグナムなんか似合いそうだけど」
 含みのあるセルジュに笑みに、阿蘇は背筋に寒気を覚えた。
 
「それで、あんた達は?」
 次にセルジュは八侘達の方に注文を聞いた。
 
 
紅夜叉が買い物をしている頃
━神阿多都女学園━
寮の夕食でアリスの歓迎会が行われ、9時前に解散になったが女生生徒達は寝巻きに着替え思い思いのお菓子やジュースを持ってアリスの部屋に集まった。
女子たちは少しギクシャクしていた。
なぜなら、アリスの寝巻き姿にフランス人形のような可愛いベビードールを想像していたのに、目の前には高級シルクの透けスケのネグリジェの子供がいたからだった。
「ミナサ、よろしくオネガイしまっす」
しかし、たどたどしい日本語でお姉さんと呼ばれるとそんなのは吹っ飛び、女生徒達はお菓子やジュースを勧める。中には密輸したお酒を振舞う女子もいた。
そんな中、アリスをコンビニの前で目撃した高田涼子は不思議そうな顔をして麦茶をのんでいた。
12時が近付くと寮母が見回りをするので皆は部屋に戻っていった。
こんな日は多少多めに見てくれるが、あまり寮母を困らせないようにと女子たちは決まりをできるだけ守っていた。
涼子は皆が部屋から出て行くとアリスに問いかけた。
「ねえ、アリスちゃん。なんで変な喋り方をするの?」

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