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幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜 48

 そんなことより…と、八侘は男に体を摺り寄せてくる。
 腕に押し付けられる胸の感触に、思わず鼻の下を伸ばしてしまう。
「あの子新人なんだけど、私達がしてるところ見学させたいの。良いでしょ?」
「見学?」
 困惑する男を余所に、八侘は紅夜叉に目で合図をする。
(うっ…嫌だな〜)
 嫌がりながらも八侘との打ち合わせどうり、袴の帯を解き始めた。
「……その…オレ……こういうの初めてだから」
 袴が床に落ちる。
「色々見せて、教えてください…」
 白衣と襦袢の帯も解き、両手で大きく前を肌蹴させた。
 日々の鍛錬で引き締まった褐色の裸体が、男と八侘の目に晒される。
「そのかわり、オレも……恥ずかしいけど………オナニーしてる所を見せます……」
 かなりたどたどしく八侘に教えられた口上を言うと、紅夜叉は足を大きく開き、床の緋袴の上に腰を下ろした。
 
 男を殴り倒したところを八侘に見つかった紅夜叉は、仕方なく今までのことを八侘に話した。
 ただし、自分が火奉であることは隠してである―――
 

 八侘は今一つ紅夜叉を信用していない様子であったが、紅夜叉の口から出た『黒いミニバス』と言うのは大きな手掛かりである。
 早速仲間達にメールを回し、今客を取っていない者は全員ミニバスを探すように指示をした。
 
「で、私達なんだけど」
「んっ?」
 八侘は床に倒れている男を見下ろして言葉を続ける。
「一度取った客を放っておく訳にはいきませんから」
 そして、紅夜叉の方に振り向き。
「早く終わらせて、早く私達もバスを探しにいけるよう、あなたも‘お仕事’手伝ってね」
「エェーーーッ!!」
 思わず叫んでしまう紅夜叉。
 見た目が子供で、処女で男性経験がないとはいえ、210年も生きてきたのでそれなりの知識はある。
 当然、八侘の言う仕事というのも分かっている。
「何しろあなたがお客気絶させて、無駄に時間消費させたんですから当然でしょ」
「でも……オレ……」
「まぁ本番はしなくていいから、私の言うとおりにしてちょうだい」
 そう言って、八侘はこれからやることを紅夜叉に耳打ちしたのであった。
 
褐色の胸にピンクかかった茶色の乳首。
引き締まり、割れ初めて筋の浮き上がる腹筋。
そして褐色のデルタゾーン。
鬼として生まれつき褐色の肌を持つ紅夜叉の体はは興奮して汗ばみ、照明に照らされて輝いているようだ。
男の視線が紅夜叉の頭の先から降りてデルタゾーンで釘付けになる。
「この子ってまだ水着なんて着ないで水遊びをするのよ。せっかく買ってあげたのに。」
八侘は男の服の上から弄る様に愛撫しながら首筋に舌を這わした。

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