幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜 15
猿神の毛は呪となり、他の者には容易に解けない
「いいだろう。連れてこい」
「は!」
手下猿が畏まり、しばらくすると戸が開かれ少女が入ってきた
「まぁ、お猿の駕籠屋のお客様はおっきなお猿サンだったのですね」
少女の第一声に猿神のこめかみに青筋が走るが冷静さを保つ
(小娘が!神類であるこの俺をお猿サン呼ばわりか!?)
そして猿神の前に向かってチョコンと座るとスンスンと鼻を鳴らした
「ああ、木の香りに混じった獣臭さ。下手な香水より落ち着きます」
(挙げ句の果てには獣呼ばわりか!)
口の端が感電したように痙攣する
「ほう、そうか。ならもっと臭いを堪能するがいい」
そう言うと猿神は胡坐の中からペニスを勃起させた
「きゃっ!」
少女が口元を押さえて小さな悲鳴を上げたのに猿神は気分を良くし、さらに迫る
大きな手で少女の身体を鷲掴みにして引き寄せる
「ほれほれ、どうだ。いい臭いであろう?」
ペニスの前まで引き寄せられ臭気と熱気に身をくねらせる少女の顔に亀頭を擦り付ける
「くくく、時に子よ。名前は何と言う?」
少女は口を結んでペニスが押し付けられるのを堪えていると亀頭で顔全体を押さえ付けた
突然息ができなくなり、少女は猿神の手の中で暴れた
「おうおう、そんなに激しくしたらすぐに果ててしまいそうだ」
顔を開放されると大きく息を吸い込む
「して、名は?」
「はぁ、はぁ、ア、アリス…」
「ふふふ、アリスか。アリスよ、存分に楽しもうではないか。ぐふふふふふ」
「いや…やめて…」
「ふん、少々力があるからとこのような所まで来たのだろうが、身の程を知らせてやろう。この猿神の情けを受けられるのを光栄に思うが良い」
猿神は握っているいたアリスの服をもう片手の爪で切り裂いた
黒いドレスの下からは白い裸体が現れる
震える幼い裸体の上で小さいピンク色の乳燐が上下する
「うまそうな身体だ。どれ」
大きな舌で裂けた服の間から首元から臍へ丹念に舐め下ろしていく
アリスは何度も短い悲鳴を上げながら身をよじらせた
「ぐふふ、風呂に入っておらぬのか?少し垢臭いがそれもまた良い」
まるでその垢を舐めとるかのように、猿神はアリスの身体を舐めまわす。
「あっ…ふぁっ……んんっ…」
その執拗な責めにアリスの身体が淫らに反応し始める。
息が荒くなり、声に甘いものが混ざり始める。
ピンク色の乳首はツンッと起ち、猿神の舌で舐められる度にピクッと反応していた。
(やだ…久しぶりだからいつもより感じちゃってる……)
ぼやけた頭で、猿神の巨根を思い出す。
(あんなに大きいの、ミノタウロス以来かも……)