幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜 13
──翌早朝・東区の外れ・樹海内──
蒼木ヶ原市は、文字どうり樹海に囲まれた都市である。
その為、一歩市街地から外に出れば、そこは天を樹木に覆われた昼尚薄暗い森である。
今、その森の細い道を進む異形の者達の一団があった。
数はおよそ100といったところ。
全て黒い毛をした、体長60pぐらいの日本猿達である。
全員二本足で歩き、その内20匹が巨大な御輿を担いでいた。
やがて一団は、アリスの眠っていた洞窟の入り口に近づいてきた。
──猿達の担ぐ御輿の中──
御輿の中には一匹の妖と、一人の人間が絡みあっていた。
妖の方は『猿神』という、立てば身の丈3メートルはありそうな巨大な狒々(ひひ)の妖で、『茨木五凶』のひとりであった。
200年前の戦では、その巨体に見合った怪力で、多くの赤千穂軍の妖達を葬ってきた。
現在は手下の猿達を使い、森の近くの民家等で、空き巣などの悪事を行っていた。
人間の方は『水無月珠美(みなづきたまみ)』という、8才の少女だった。
先祖は200年前、赤千穂たちに協力し、猿神を倒して封印した霊能力者であった。
200年前の憎い仇の血を引くものがいると知った猿神が、寝ているところを攫ってきたのである。
「我を封印し、憎き血を引く者
喰らうてやろうと思ったが、それだけではつまらん
汝に我が血を孕ませ、その子で一族を滅ぼさせてやろうぞ」
大人の比でない猿神の大きな指が珠美の身体を撫で回す
自分の股間の割れ目が何の為のものなのかも分からない幼女はただただ身を強張らせていた
寝巻きの着物は剥がれ、解かれて無い帯紐で腰の後ろに垂れ下がっている
艶やかな髪の毛は恐怖で噴出す嫌な汗で体中に張り付く
(怖い…怖いです。お爺様助けて。お父様…お母様)
自分の腕より太いぬめる赤黒い肉棒が珠美の前に突き出される
獣くさいそれが勃起したペニスだということすらも分からず得体の知らない物に歯を鳴らす
「ぐふふふ…。今はまだ子供を宿せないその身体。その日までたっぷりと育て上げてやる」
(あああ…お爺様ぁ)
珠美の両親は更なる力を磨き上げるために祖父に珠美を預けて修行の旅に出ている。そのため珠美はことあると祖父に助けを求めていた
猿神は珠美の腕を取り自分のペニスに抱きつかせ、腰を動かす
凹凸の少なく瑞々しい体を蹂躙すると珠美の目の前で大量の精液を放出した