PiPi's World 投稿小説

妹(スール)は男の娘!?
官能リレー小説 - 女装/異性装

の最初へ
 4
 6
の最後へ

妹(スール)は男の娘!? 6

「どうぞ」
中から声がした。

それを聞いて、深雪様が扉を開ける。
「あら深雪、遅かったのね」
「ええ、ちょっと人探しをしておりまして」
人探して…

「深雪もやっと妹を持つ気になったのね」
入ってすぐ視界に現れた、3人の女子生徒。
…深雪さまのお姉さまがこの中にいるのか…

一人は黒髪ショートボブ。さっきの台詞を発した方だから…この人が深雪さまのお姉さまだろうか。
いかにも強気そうな切れ長の瞳…視線が痛い。

その隣は濃い茶髪のロングヘアのお方。オレンジ色のヘアバンドが目立つ。
こちらを見てはニヤニヤと微笑む。なんか怖いです。

もう一人は少し明るい茶髪のショートヘア…外国の血が入っているのかと思うような顔立ちだ。
瞳の色は碧い…カラコンじゃないよね?

「初めまして。緊張してるかしら?」

「えっ、あっ、あのっ」
ダメだ。何も言葉が出てこない。
ヤバイ。何がヤバイってよくわからないくらいヤバイ。

「優子、そんな怖い顔するからこの子緊張しちゃうんだよ」
後ろのハーフっぽい先輩が深雪さまのお姉さま?に向かって言う。

「私はいつもと一緒よ」
彼女はキッパリと一言。うん、怖くない。俺が一人で緊張しているだけ。

小学校、中学校とこんなところに縁のなかった人間だ。
ましてや今は性別を偽って学校にいる状態。何かボロが出たらそこで人生終了になりかねない。

…バクバクする心臓。ただでさえ弱い俺のメンタルはもう限界…

「えっと、私は…って、大丈夫!?貴女…」

…目の前の先輩の顔が歪んで、薄れて…

…しばらく、気を失っていたようです、俺…


……………
…あれ?俺、こんなところで何やってたんだっけ?

「あ、よかった…目が覚めたみたいね」
「え…」
先ほどの、深雪さまのお姉さま、確か優子さまだっけか。

「いきなり気を失って倒れるんだもの、ビックリしちゃった」
「は、はい…すいません…」

SNSでこの小説を紹介

女装/異性装の他のリレー小説

こちらから小説を探す