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妹(スール)は男の娘!?
官能リレー小説 - 女装/異性装

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妹(スール)は男の娘!? 16

レンタルルームはすぐ近くにあるようで、タクシーを呼ぶことはせずに歩いて向かう。
荷物は恵さまと恵里さまが持って下さった。

「ココね」
恵さまが建物を指差す。
一見普通の雑居ビルに見えるが、その中は違うということだろうか。
「翼ちゃんもコレ着けるんだよ」
「着替えは?」
「まだ見せるのが恥ずかしいと思ってる?」

お二人は奔放で大胆でありながら、きちんとスキャンダル対策を心得ている。
その辺の学校のお山の大将でしかない体育会系の先輩や少しばかり遊び慣れいる背伸びしてるだけの派手な女子と格が違う。お嬢様だけあって洗練されている。
ラブホはコスプレの撮影会などという見苦しい言い訳と未成年なのにという落ち度は絶対に免れないし、飲酒にしても居酒屋なら目につくからバレれば生徒会役員にあるまじき醜態となってしまう。姉妹である前に先輩と後輩なので、連座は免れない。
しかし、時間で借りる多目的スペースに、記念品のシャンパンならまず足はつかない。
グラスどころかソファーやシャワー室もあるかもしれない。お嬢様相手のビジネスなら当然守秘義務も徹底しているだろう。
「あのお店だって、別に男の子が入っても良かったのよ」
「そうそう、買ってくれればお客さんだもんね」
「それに、女と生まれてきたってだけで…グランドや体育館で大きな声出してる子よりも、翼ちゃんのほうがずっと女らしいわ」
「でも、翼ちゃんと大人の遊びを楽しみたいね」

恵さま、恵里さまともに着ている服を脱いでいく。
長身でハーフ顔の恵さまはその肌も白人のように真っ白で美しい。
恵里さまは若干小柄ながらもその凶悪なまでの豊満なバストはブラの上から覗く谷間だけでも股間が立ち上がるほどだ。

最初はこの2人に出会ってどうなることかと思った。
暗黒悪夢のような学園生活を送る羽目になったらそれこそ自分を捨てた両親を恨みたくなるが、結果としてそれは大きくひっくり返されることとなりそうで。
性別という大きな垣根を越え、お二人に心酔している自分がいるのだ。

「翼ちゃんに乾杯」
「そんな、お姉さま」
三人で乾杯すると、立食形式で進める。飲み過ぎる心配もないし、後輩である俺がいちいちケーキを切り分けて差し出す必要もない。
会議室っぽい部屋なのもあってお二人が普段以上に大人びて見える。
下着の色も揃えるのでなく個性を生かす方式らしく、恵さまが青で恵里さまは赤で、俺は淡い緑という色分けだった。
「お二人って、やっぱり肩こるんですか?」
「嫌ね、凝っても翼ちゃんに命令しないわ。姉妹なのよ、偉そうにマッサージなんて」
「私はなったことないね。姿勢がいいからって言われるけど」
お二人は制服を着ている時よりもスリムでグラマーに見える。私服姿にもドキドキしたけど、
こんな機会が得れるとは家を出た時には想像できなかった。
「それに、翼ちゃんも来年はBカップになるのよ。水泳の時も、水着にパット縫い付けるの。分かった?」
「はい、お姉さま」
「翼ちゃん、後ろから恵里の胸…持ってみれば?気になってるんだよね」

「…いいんですか?」
「可愛い妹に冗談なんて言わないわよ。それに翼ちゃんだって気になるでしょ?」
「……はい」
こういうところは情けないかな悲しいかな、男としての本性が出てしまうのだ。
一番近しい存在の歩がそこまでのサイズではないため、胸の豊かな女性は恵さま恵里さまはじめとする生徒会の皆様が初めて出会うわけであって。

「どうせならブラ外しちゃおっか」
「ええっ」

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