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妹(スール)は男の娘!?
官能リレー小説 - 女装/異性装

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妹(スール)は男の娘!? 15

家から近くのコンビニで待ってるように言われたので立っていた。
するとタクシーが来て、恵さまが無駄のない動きで降りて歩いてくる。
「翼ちゃん、いこっか」
「はい」
タクシーに乗ると座席の真ん中だ。ガチな男子ならラッキーだけど、妹で服まで貰い物である。
「恵里さまがタクシー乗り場で並ぶ姿って、想像しにくかったです」
「しないわよ、そんな事。家の前に呼ぶの」
きっと母親と百貨店に行くのにもタクシーを使っているのだろう。
おそらく、三人で移動ならお得とか考えていなさそうだ。
恵さまの家は母親も運転しそうだ。きっと外車に違いない。

「ええと…今日はよろしくお願いします、お姉さま」
「そんな改まる必要はないのに」
姉妹関係になってから数日とは思えないくらい可愛がってもらっているけど、いざ一緒に外出、しかもお二人に挟まれてタクシーで移動となるとやっぱり緊張する。

「翼ちゃんは私たちについてくれば大丈夫だから」
「は、はい…でもちょっと心配なんですが」

恵さま、恵里さまとも俺の顔を覗き込むように見て

「何が不安?」
「いや、えっと…同じ学園の誰かと出くわさないかって」
「ああ、そういうことね。翼ちゃんは心配性だなぁ」
恵さまに笑われた。

「まあ、普通に考えたら翼ちゃんの心配もわかるわよ。でも大丈夫。あそこは会員制みたいなもんだし」
「会員制?…それだと結構お高くなるんじゃ」
「可愛い妹のためよ。私たちのサービスだと思って」
なんて言うお二人。それだけのものを簡単に払えるくらいの手持ちがあるのだろう。
ちょっとお二人のご家庭がどんなものか知りたくなってくる。

おしゃれで高級感があるビルの前で止まると、三人で中には行っていく。
雑居ビルですべてのテナントが女性向けらしい。
お二人に連れられて会員制並の店へと入る。店員も上品で丁寧な対応だが、やはり品揃えはセレブ向けっぽく、一般の店と異なり小ぶりな胸の客にはいささか厳しそうに見える。
それでも、お二人のお陰で普段用から着替えがある日用や夏向けに通気性重視やパットまで揃えてくれて、妹になったというだけでアイテム的には歩に勝ってるかもしれない。
他のお客が堂々としてるのに対し、俺だけコソコソして店員にサイズを測らせずに恵さまに測ってもらって恵里さまに色とデザインを決めてもらったのも恥ずかしがりで成長が遅いのに多少コンプレックスがあるくらいに思ってくれれば男と感付かれずに済む。

「この、頂いた紙袋って…中身は何ですか?」
「シャンパンよ」
「私も昔貰ったね。飲みやすい種類だったと思うよ」
「いいんですか?未成年なのに」
「女には秘密があるの。私達の絆なら守れるよ」
「せっかくだから、翼ちゃんのためにパーティーしましょ」
レジで記念にくれたものを開けたり直接聞くのははしたないので、店を出てから恵さまに聞くと
庶民と違うだけで大人扱いされたことに驚くとともに、恵里さまの発案で記念にみんなで飲むことになる。
スマホで簡単にアポを取ったかと思うと、近くのビルのレンタルルームを手配出来たようで、
ついでにスイーツを買ってレンタルルームに向かう。
「三人だけだから、この際…下着だけってのはどう?」
「パジャマパーティーみたいだね。翼ちゃんはどうする?」
「今回はお姉さま方のお力で…本当に感謝してますから…」
「じゃあ、決まりね」

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