そして手足を封じていた枷にある鎖はそのまま伸びてベットの足に絡まりレットチェリーである早坂　空を大の字にさせた。
「あら、おかえりなさい……まあ空ちゃんは今日も我慢出来なかったのね」
妖艶な熟女は実の息子を見つつもブルーチェリーの事、神楽　勇のいきり立つ若竹にしゃぶり付く。
「ああ、ママぁ……」
クールな少年な顔つきが崩れるも彼女は止めない……息子らがどうなっているのかも知っている。
勇の母親は表向きは“原因不明の昏睡状態”である財団の施設にて管理下にある……彼の父親も失踪だがこれも表向きの理由、真実は母親は淫獣魔らにより強姦され他の女性と共に“魔妊婦”にされて厳重に管理、父親は淫獣魔の上位種に変化しており目下捜索中……早坂　あすみに出来るのは友人夫婦の息子である勇や我が子の空の歪んでしまった性を受け止めるしかないのだ。あの日から……。


あすみと勇の母親であるみやこには共通して言えるのは魔法少女をしていた。結婚して産婦人科で再会した時には驚いた……息子であったのは安堵はしていたのだがそれは甘い考えであった。
淫魔獣らは立て続けに王を失っているのだが歴代の王に仕えた参謀一族は気がついた……魔女の力を持つ子を王に仕立てる、そうすれば人間界を征服出来る。性別は関係は無い……魔力が覚醒した後に魔堕ちすよりも淫魔の力で覚醒させた方が良い事は数年の研究末に分かった、そんな時にあすみとみやこには其々息子がいる事が分かり参謀一族は各一族に頭を下げ作戦を決行したのである。


幾多の犠牲を払って現役の魔法少女らを完全に出し抜き、早坂家と神楽家は“巻き込まれた他の観光客“と共にあるリゾートホテルごと絶界に閉じ込められ、二人が気がついた時にはハペットと呼ばれる魔力で動く兵士らに囲まれ連行された。
「貴方は……吹き飛ばした筈」
「体のほとんどを失いましたが辛うじて頭部を蟲化する事で生き恥を晒しました」
参謀長ウィスラムは忌々しく言う、二人の魔法少女に吹き飛ばされ時空の歪みで魔界の森に落ち原生魔獣に捕食される恐怖に打ち勝ち体を再構築して遥かに巨大になっている。
「くっ……貴方の野望の道具に成り下がるのなら」
みやこのハッタリにも動じない、それどころか余裕すらある。
「ふふ、アスミとミヤコに我が主の後継者候補を産ませる……それは半分ほど果たされてます」
「「？？？」」
ウィスラムは指を鳴らすと全裸のまま吊るされた空と勇の姿が見えた。途中で夫と息子から引き離されたので覚悟はしていたのだが……余りにも突然な事に言葉を失う。
「すばらしい、まさに魔性を生み出すに相応しい蕾……さあ二人にも協力してもらいますよ」
着用していた衣類が変異しレオタード型の“触手服”に……二人は悲鳴を上げる、現役時代に陰毛は溶かされク●と乳首を強制勃起され続け後もう少しで魔墜ちと言う所で正気に戻りウィスラムを吹き飛ばした所で魔法少女として終焉を迎えたのである。
「ひぃいいいっ！」
「いやぁあああ！」
「やはりですか！あの時の恐怖を忘れては無い……くくくっ、なら好都合！」
ウィスラムは指を鳴らすと空と勇の股間と胸に触手服が出現した。
「「！！！」」」
「アスミとミヤコには魔因子が残っている事は確実、そして息子であれ魔因子を含んでいるのなら……」
空と勇に出現した触手服は宛ら女児用下着を模している……二人はハッとした、あの触手服の目的に気がついた表情を見たウィスラムは勝ち誇った顔をする。
「や、やめてぇえええ！！！」
みやこが叫ぶのは息子である勇の胸と尻が明らかに膨らみ腰の括れがはっきりとしている、それは隣にいる空も同様……だが彼は耐えているのに対し勇は明らかに感じていた。顔の表情は牝と少女がまじりあっているのだ。
「魔法娼年と言った所でしょうか……ユウは素質がありますねぇ、魔酔いに弱いのはミヤコ譲りか」
言ってみれば酒酔いと同じで魔力に対して体質や精神力の抵抗力は個体差があり、みやこは魔法少女になった当初魔酔いに悩まされたのだ。
「みやこ！しっかりして！」
あすみは叫ぶが一度折れると立ち直れないのがみやこだ……ウィスラムはその事は知っている。だからこそ時を待ったのだ……自分とみやこが結婚して子供が生まれ成長するまで。
「ミヤコは魔妊婦になってもらいましょう、息子の初精で」