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女子アナ調教記
官能リレー小説 - 職業

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女子アナ調教記 3

和也は三郎に言った。
「三郎、今度、我がテレビ局に入ってくる新人の女子アナたちをお前が調教するんだ!!」
「えぇ!?ど…どうして俺がそんな事を…!?」
三郎は叔父の言葉に耳を疑った。驚く彼に和也は言う。
「全てはテレビを救うためだ!良いから今は黙って俺に従え!お前、女子アナとセックスしたくないのか!?」
女子アナとセックス…その言葉に三郎は理性で物を考えるのを止めた。そして叔父に向かって元気良く言ったのであった。
「はい!!分かりました!!叔父さん!!」

そして、面接当日。
面接会場の待合室の様子を和也と三郎はマジックミラーで見ていた。ガラスの壁の向こうには女子アナを夢見る娘達が緊張した面持ちで順番を待っている。
「うわぁ…可愛い女の子がいっぱい…」
「この中から四名が我がヤマトテレビの新人女子アナとして採用される」
ちなみに和也は三人いる面接官の内の一人だった。
「え!?こんなにいるのにたった四人だけ…!?」
「そうだ。本当なら三名だけの予定だったのだが、無理を言って採用枠を四人にしてもらったんだよ」
「どうして…?」
「三人は我々面接官が選ぶ。残り一人はお前が選ぶんだ」
「はぁ!?どういう事だよ!?」
「敬語!…一応職場では俺はお前の上司だぞ」
「し…失礼しました!叔父さ…いや、プロデューサー。それで、私が残りの一人を選ぶとは一体どういう事なのでしょうか…?」
「この鏡から待合室の様子…で、あっちの鏡から面接室の様子が見えるから、お前の判断で一人選んでみろ。我がヤマトテレビの女子アナに相応しいと思う女をな…」
「はあ…」
「じゃあ、そろそろ面接の時間だ。俺は行くぞ…」
そう言うと和也は隠し部屋から出て行った。三郎は思う。
(そうか…叔父さんは俺の審美眼を試す気なんだな…。ま、どうせ俺が選んだ女の子が本当に採用される事なんて無いだろ…。よ〜し!そうと分かればやってやろうじゃんか…!)
三郎は張り切って二つの鏡の前を行ったり来たりし、女の子達の観察を続けた。

そして、全ての面接が無事に終了した後…。
「三郎、どうだった?」
「はい、少し迷いましたが、15番の美島 彩香(みしま あやか)という子にしました!」
「15番!?本当か!?」
「ど…どうしました…?」
「15番は俺達三人が最後まで悩みに悩んで泣く泣く落とした子だぞ!?三郎!やっぱりお前は俺の甥だ!女を見る目がある!大したもんだよ!ハッハッハ…!!」
「そうだったんですかぁ…え?じゃあ逆に聞きますけど、落とした理由は?」
「彼女は容姿、人格、知性、共に問題無かったのだが、女子アナとしては少し大人し過ぎるというのが理由だ。父親は実業家で家は金持ち…清楚なお嬢様タイプだな。悪くは無いが、ちょっと地味だったんだ。華やかさに欠ける…」
「俺はその点は研けば充分に変われると思います。それに彼女の持つ“上品さ”は、彼女の良い持ち味になると思うんです」
「我々もそう思った。だがその“研く”手間が面倒くさいんだ。我々が求めているのは“即戦力”なんだよ。『将来のために毛色の変わったヤツを…』な〜んて間違っても考えない」
「はあ…でも、人材っていうのは探して見付け出す事も重要ですが、基本は自分達で育てる事だと思うんです。プロデューサーだって新入社員の頃は何も出来なくて、先輩達に手取り足取り仕事を教わって、何度も失敗しながら成長して来た訳でしょう?」
「…お前、ずいぶんデカい口を叩くようになったなぁ…俺のコネで入社したクセに…」
「す…すいません…!」
慌てて謝る三郎に和也は笑って言った。
「はっはっは…いや、確かにお前の言う事は正しいよ。俺達は“ワガママ”なんだ。手前が散々上の世話になっておきながら、いざ自分達が下を育てる番になったら面倒見るのが嫌だから最初から使えるヤツを見付けて来る…だもんなぁ…」
「ワガママではないと思いますよ…景気とか社会の価値観の変化とか…良く分からないけど…時代が…」

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