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アブないタクシードライバー
官能リレー小説 - 職業

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アブないタクシードライバー 1

何気なく乗ったタクシー。それが俺、安田 秀人の運命を変える事になろうとは…この時には夢にも思わなかった。
「○○駅まで…」
「は〜い、かしこまりましたぁ〜♪」
「…!」
その声で気付いたのだが、その運転手さんは若い女性だった。見た感じ、まだ20代ぐらい…タクシードライバーとしては珍しいと思い、バックミラー越しに少し観察してみる…。
帽子で良く見えないが、顔はかなりの美人でスタイルも良い。胸など俺の居る後部座席からでも判る程の爆乳だ。意外な所でとんでもない極上の美女に出会ってしまったものだ。

タクシーが駅に到着して俺はタクシーを降りた。

次の日、俺はいつも散歩している道が工事で通行止になっていたので、仕方なく違う道を散歩していた。

そしたら、昨日のタクシーの運転手が散歩していた。
「あら、あなたはいつもここを散歩しているんですか。」
「いつもの道が工事で通行止になっていたので、今日はいつもと違うところを散歩していたのです。」

そのまま散歩しながら、彼女と話をした。

それによると、彼女の名前は尾倉楊子、28歳。

さりげなく聞いてみたところ、今はつき合っている人はいないという話だった。

彼女と話しながら散歩していると、彼女の爆乳が歩くたびに揺れていた。

俺達はしばらく歩きながら楽しく話した。
別れ際に楊子さんは名詞をくれた。個人タクシーとあり、彼女のアドレスが載っていた。
「はいこれ、よかったら今度タクシー使う機会あったら呼んでちょうだい」
「ありがとう、楊子さん」

…とはいうものの俺はしがない貧乏サラリーマン、タクシーを利用する機会なんてまず無いのだが…。

それから2〜3ヶ月後、俺は職場の飲み会で、酔いつぶれた先輩の一人を家まで送る事になった。その先輩と俺の家の方角が一緒だったもんで…損な役回りを押し付けられてしまった。
「安田ぁ〜、離せよぉ〜、俺ぁ酔ってねぇよぉ〜、大丈夫だぁ、一人で帰れっからよぉ〜」
「はいはい先輩、解りましたから…って!そっち車道!危ない!」
フラフラとよろめき歩いていく先輩を俺は慌てて後ろから羽交い締めにした。上司の一人が俺に金を渡して言った。
「悪いけどそいつ頼むな」
「あ、お金なんて良いですよ」
「良いからとっとけって」
そう言うと上司は踵を返して去って行った。この歓楽街からタクシーで先輩のマンションや俺のアパートのある住宅地まで行って、ちょっとお釣りが出るくらいの額だ。
「…そうだ、楊子さん呼ぼう」

俺は楊子さんの個人タクシーを呼んだ。
「安田さん、ありがとう」
「お久しぶりです、楊子さん。さっそくなんですが、ちょっとお願いが…」
「zzz…」
俺達は眠りこけている先輩を二人がかりでタクシーに乗せて出発した。
楊子さんの運転は丁寧で、心地よかった。
運転には人の性格が表れるという。
楊子さんは優しい人なんだなぁ…と思いながら、いつの間にか俺も眠りに落ちていった…。

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