PiPi's World 投稿小説

ケダモノ
官能リレー小説 - 異種姦/獣姦

の最初へ
 7
 9
の最後へ

ケダモノ 9

男の周囲に針のようなものが取り囲んで浮かぶ。
望がこの空中で大気中の水分を針の形状に凍らせて降らせる力で、母親を攻撃したことが一度だけあった。
寝室で父親を愛撫している母親をチクリとかなり浅く背中を刺しただけ。
「なかなかやるな。だが、もうお前は俺の射程範囲内にずっといる。それに、俺に危害をくわえても、なにも解決しない」
男は能力に覚醒しているが、その力を持て余している望を優しく見つめていた。
男に刺さるはずの針は一瞬だけ出現した触手に粉砕されてきらめきながら、また大気中に溶け込んで見えなくなった。
香織は何が起きたのかよくわからずに、呆然としている。
「ふられたら、逆恨みして、力を制御しきれずに香織に危害をくわえるところだったのに気づいているか?」
望が唇をかんでうつむいた。
なんなのこのじじい、でも、私以外にもへんな力があるやつがいるなんて……。
そのとき香織が息を乱してしゃがみこんだ。
「あっ!」
望には見えた。髪の毛よりもはるかに細い糸状の触手が香織にまとわりつき、快感を与えている。
「なにしてるのよ!」
「香織の優しさがわかるか。お前に好きにされてもいいと、ここに来るまで黙って手をつなぎながら考えていたんだ。だから俺はその願いをかなえてやった。二人で楽しめばいい。だが、その前に俺のものに手を出すからには、お前も香織を満足させられる体になってもらおう」

なにをするつもりなの。
たじろぐ望のそばで、香織が小さくあえぎ声をもらして倒れこんだ。望は気をとられて香織のほうを見た。男をすぐに攻撃するために緊張していたが、一瞬の隙ができた。
「あ、ああぁっ!」
望が股間を押さえてしゃがみこむ。
クリトリスが熱く、うずいていた。
スカートの中で下着からはみ出してきたのはぺニス状に変化したクリトリスだ。
「香織にお前の力を分けてやってくれ。香織は進行性のガンだが、それを俺の精力で少しずつ治療中なんだ。クリトリスちんぽで香織に力を寄付してくれ」
男は、タバコに火をつけると二人を部屋に残して出ていった。
「香織先生」
「望さん……こんなことになるなんて」
「ううん、いいの、私の力を香織の治療に使えるなら」

SNSでこの小説を紹介

異種姦/獣姦の他のリレー小説

こちらから小説を探す