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化け物の潜む島
官能リレー小説 - 異種姦/獣姦

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化け物の潜む島 2


「てゆーか、そんなに驚かなくても。三枝って、あの三枝でしょう?、十分名前が知られてるじゃないですか」

そう、葵の両親もまた大企業の社長という立場である。
そもそもあの船には、いわゆるセレブと言われる人種が多く乗船していたのだ。
その船から投げ出された人間が集まったのだから、確かに一々驚くほどのことでもないだろう。
この時点で葵に異変が起きていた。
板垣や河野と聞いただけでなぜそれが大企業の関係者だとわかったのだろう?板垣や河野という名字の人間なんていくらでも居る。
それなのに葵には一瞬にして理解が出来た。感覚が異様に鋭くなっている。
そう感じた時、葵の頭部からピリピリと電波が飛んだ。
彼女達が驚いている頃、ちょうど島の反対側にはどういうわけかライフセーバー風の赤と黄色のビキニだけを身につけた男ばかりが漂着していた。
「なんだよここ…」
「俺達、どうなってんだ?」
「さあ? なんかの事件に巻き込まれたんじゃないのか?」
そんな会話をする彼等は全員で十名ほど。全員が大体葵と同い年で、皆一様に混乱している。
無理もないだろう。彼等は船から投げ出された葵とは違い、自分の意思で海に飛び込んだのだ。それなのに気がついたら見知らぬ島にいたとなれば誰だって戸惑うだろう。
だがそんな中でも一人だけ、冷静を保っている者がいた。
「みんな! 落ち着け!」
そう言って周りを諌めたのは黒髪碧眼の小嶋良太という少年だった。
良太は周りの者よりも一回り大きい体格をしており、顔つきもどこか大人びているように見える。
「まずはこの島に何があるかそれから人が居るか、探索をしないと」
良太の言葉に周囲の者達も落ち着きを取り戻していく。そしてしばらくすると一人の少年が声を上げた。
「さっきから股間が疼くようなくすぐったいような変な感じがするんだが…」
その言葉を聞いた他の者達も口々に同じようなことを言い始める。
「ああ、実は俺もだ」
「なんかムズムズするというか…痒みにも似た感覚だな」
「なんだこれ?」
次第にざわめきが大きくなる中、良太だけは冷静さを保って周囲を見渡す。
(おかしい……。なんでこんなに胸騒ぎがするんだ?)
何か嫌なことが起きる前兆のような不安感に襲われる良太だったが、それが何なのかわからない。
そうこうしてるうちについにその時が来た。少年の一人が突然股間を押さえて苦しみ出したのだ。
「うぐっ!?チンポが痛えぇ!!」
悲鳴を上げると同時に少年はその場に膝をつく。
その異変は他の少年にも起こっていく。
どうすることも出来ないままに良太以外の全員が股間を押さえて苦しんでいる状態になった。

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