PiPi's World 投稿小説

人獣種
官能リレー小説 - 異種姦/獣姦

の最初へ
 -1
 1
の最後へ

人獣種 1

プロローグ

2***年、とある街の路上に捨てられた未確認生物が保護される。
その生物は人のように二足歩行し、拙いが言葉を発した。
このニュースはまたたく間に世界中を駆け巡った。

時間が経つにつれ詳細な情報も増え、その生物の画像が公開されるとさらに関心が高まった。
今までアニメや漫画の中だけのはずの人獣がそこにいたのだ。
メスであるその個体は発見当時相当衰弱しておりまた数回犯された形跡があるという。
その個体に残っていた体液を分析するとともにこの個体のDNAも詳しく分析中とのことだった。

1ヶ月後関心が薄れつつあった中DNAの解析途中の結果が発表された。
結論から言うとこの個体は人工的に作られた可能性が濃厚ということだった。
誰が何の目的で作ったのか様々な憶測が飛び交う中、人獣を捨てたと思われる人物が逮捕された。
人獣“マナ”(国民募集で決定)を捨てた男性は
「幼い時は可愛かった。成長してSEXできるようになったら毎日のように犯した。獣だから行為自体を嫌がらないからすぐに飽きて捨ててしまった」
と、供述し男が語った購入ルートから近く摘発すると発表した。

そして運命のXデー
警察はとある施設を包囲していた。
そして合図の下一気に施設に雪崩込む。
そこで警察の人間が目撃したのは10の培養液の中で眠る男女の獣人個体と破棄するためかパソコンのモニターにタイマーがデカデカと表示されていた。
知識のある者がすかさず分析するとそれは人獣の生命維持装置を停止するまでの時間だった。
残り10分、一斉に赤い警告ランプが点灯し中の個体が苦しそうに暴れる。
警察は判断を迫られた。
残り8分で装置を元に戻すのは不可能。
その場合目の前の人獣10体は死ぬ。
助けるためには培養液の入った容器を破壊するしかないが壊したところで救えるかは不明。
また培養液の中にいるのは“人獣”法がないため必ず助けなければいけないわけでもない。
死んでも死体を撮影し証拠とすることもできるのだ。
だが生理的に目の前で殺されそうになっている生き物をただ黙ってみていることができなかった。
本部からの支持を待たずに次々に容器を破壊する。
個体を引きずり出しマスクやチューブ、コードなどを外す。
救えたのは10体中7体。3体はそのまま眠りについた。

それから十年8体の人獣は政府の管理の下自己繁殖を繰り返し1000体を超えた。
その頃には法の整備も進み人獣用の法もできた。
そしていよいよ人獣の社会進出が始まった。
1章 犬派、猫派

人獣の発見から10年、これらを造った科学者は依然、姿を隠したままだった。
神代学(かみしろまなぶ)この男がリーダーとなり人獣が誕生したことが分かっている。
10年前のあの日、押収したパソコンの消されたデータを一部を復元することまでしかできなかったが、建物の中にいた10体とマナ以外にも既に5体製造されていたことが判明した。
が、その後の行方を示すデータは得られなかった。
また建物をくまなく調べると失敗作として破棄されたと思われる獣の死体や骨が大量に出てきた。
神代等は身近な動物である犬と猫の人獣を創り姿を消したのである。
その目的は神の所業の再現とも、生物兵器の作成とも、変態趣味を充足させるためとも言われているが定かではない。
だが諸悪の根源が見つからなくても事態はどんどん進んでいく。
ついに人獣保護法―――通称人獣法が施行されたのだ。
具体的にどんな法律かと言うと・・・難しいことは何もない。
ペットショップ、あるいは養子縁組のように人獣を引き取りたい人間が好みの人獣を選んで飼育する、というものだ。
とは言え、扱うのは人獣である。その危険性は動物の比ではない。
人獣側は人間に危害を加えないように、また所在を監視するために特別な首輪をつけることを義務付けられ。
人間側は不当な理由での重労働、殺傷、その他転売・廃棄などを禁じられた。
つまり人獣は、『人の形をした動物』として扱われることとなったのだ。
彼ら、あるいは彼女らは人間社会のあらゆる場所で活躍することとなる。
それにより人獣という存在はあっという間に世間に浸透し・・・。
わずか数年で人間になくてはならない存在となった。
これから紹介する主人公、磯谷恋治(いそやれんじ)もその恩恵にあずかる人間の1人であった―――。

SNSでこの小説を紹介

異種姦/獣姦の他のリレー小説

こちらから小説を探す