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僕の日常
官能リレー小説 - 学園物

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僕の日常 1

学校の昼休み
「ねぇ、ちょっといい?」
僕に話しかけてきたのは担任の三島京子先生だ。
「どこの部活に入るか決まってないのあなただけなんだけど。」
「めんどくさいから入りたくないです。」
「うちの学校は必ずどこかの部活に入らないといけない決まりなのよ。」
僕の人生というか、放課後は家に帰ってゲームをするかバイトに行くか男友達と遊ぶかの3択だった。
「なら、一番暇そうな部活に入ります。」
三島先生はあきれてため息をついた。
「また、あとで来るわ。放課後部室棟に案内してあげるから、すぐ帰らないように。」
放課後、部室棟に案内されると生徒たちがワイワイ楽しそうに何かをやっている。
「三島先生、そっちの男子、入部希望者ですか?」
「僕はただの見学です。ここはなに部?」
女子生徒が答えた。
「ここは、ロボット研究部よ。自分たちで作ったロボットでロボット同士を戦わせる大会もあるのよ。」
見てみると生徒たちが小さいロボットを作っている。
その中に僕の親友の草田圭太の姿があった。圭太は僕に気づくと、手を振って近くに座るように促した。
圭太はスポーツマンタイプなのでこんな地味な部活に居るのは意外に思えた。
「意外…てっきり運動部に居ると思ってた」
僕がそう言うと圭太は苦笑を浮かべながら応えてくれた。
「まあ俺も意外だったんだけどな。もともと身体を動かすのは好きだけど、特定の競技にはまってる訳でもなかったしな。」
そして恥ずかしそうに笑って続きを聞かせてくれる。
「でも気まぐれに話を聞いてみたらな。ああやってプラモデルみたいにロボットを組み立てて、それでルールのなかで勝利を目指すのが面白そうだったからな。」
そんな親友の姿は楽しそうなので応援はしようと思う。
だが僕はといえば放課後に世話しなくロボットについて考えたり、大会のために遠出するのはめんどくさそうだなと思っている。
「そっか、じゃあ僕は別の部活も見学してみるから。」
そういうと圭太と別れ、三島先生と共に部室棟の中を進んだ。
「顔におもいっきり、めんどくさくて忙しそうだ。って出てるわよ。」
「そうですか?ロボットは好きですけど作るのはめんどくさそうだから」
「あのね、そもそも暇な部活なんてないのよ。みんな何かをやってるんだから。」
「じゃあ、せめてかわいい女子がたくさんいる部活に入ります。」
三島先生がまた、ため息をつく。
「まあ、いいわ。なら、バンド部、ダンス部、美術部あたりね。運動部なら、水泳部、新体操部、空手部がおすすめよ。」

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