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ヲタク美人姉妹
官能リレー小説 - 学園物

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ヲタク美人姉妹 1

僕は松沢浩平、高校生でヲタクだ。昼休みに担任のめぐみ先生に用があって職員室に来ていた。
「あの、プリント持って、あれ?いないのか?」
周りを見渡すとめぐみ先生はいなかった。
「あの、めぐみ先生は?」
他の先生に聞いてみたら、
「トイレに行きましたよ。すぐ、来ると思いますよ。」


どうせ女の人はトイレから戻って来るのが遅いはずだし、男の先生もいないので、めぐみ先生の机の上に始まって引き出しの中を見てみる。
なんと漫画やラノベやコスプレに関する雑誌が出てくる。最近は没収されたとか聞かないし、もしかしたら先生の私物かもしれない。
もし、カバーがかけられてなかったら、めぐみ先生はオタ系の書籍と同僚に知られていたに違いない。
しかし、予想より早く戻ってきた。
「見たの?見たのね!」
めぐみ先生の声に気づいてめぐみ先生の方を見る。
めぐみ先生は慌てて引き出しを閉めると、僕の手首をつかんで職員室を出る。
「ちょっと来なさい!」
めぐみ先生に人気の少ない場所に連れてこられた。
「もうすぐ授業始まりますよ。」
「手短に用件だけ言うからね。日曜日に私とデートして!詳しい時間と場所はあとで教えるから。」
「めぐみ先生もヲタクなんですか?」
めぐみ先生は怒った顔で答える。
「そうよ!生徒に知られると恥ずかしいから隠してたの!」
確かに先生の威厳にかかわることだ。
「休日は妹に付き合ってコスプレしたりしてるわ。アニメもよくみるし。」
「普段は何のコスプレをしているんですか」
「富野由悠季です」
「へえー、『機動戦士ガンダム』のキャラクターですか。それはすごいなあ」
「いえ、富野由悠季です」
「…?」
「だから、富野由悠季ですってば!」
「…」
「『ガンダム』じゃなくて『富野由悠季』が好きなんですよ! 悪いですか!?」
「いや、別に悪くはないけど…。富野さんは分かるよ。あの人はすごいよね」

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