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遊んでそうなのは見た目だけっ!
官能リレー小説 - 学園物

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遊んでそうなのは見た目だけっ! 1

穂高マリナ。高校2年生、16歳。
あたしは周りからあまりよくない目で見られることが多い。たぶんそれはあたしの見た目のせいだと思う。
金髪で色黒。所謂黒ギャル。
でも…それは見た目だけ。マジで、悪い遊びなんてやったことない。
金髪なのはママの血筋に外国のルーツがあるから。
肌が黒いのは、日に焼けやすいのと身体を動かすのが大好きだから。水泳やってます。
それに、学校の成績だっていいんですよ?

文武両道な大和撫子として、一学生として清く正しく頑張ってます。

そんなあたしも、華も恥らう乙女。恋の1つもしますし、仲の良い男の子だっています。
それは幼馴染の、真島ワタル。
家は隣同士で、産婦人科のベッドもお隣さん。母親同士も親友で、家族ぐるみのお付き合い。
由緒正しい、混じりっ気も無い正真正銘の正統派幼馴染なのです!
小中を地元の公立校に一緒に通い、そのまま仲良く受験勉強して高校に入りました。
2人分の受験番号を見つけた時は、思わず抱きついちゃうくらい喜んじゃったなぁ……
陸上で活躍していたワタルは、あたしと一緒でスポーツ枠。
だから、心配はしなくても良かったんですけどね。

そうして2人の新たな門出として、ワタルとの仲の進展を夢見て入った高校。
だけど地元と違い、高校ではあたしを信じてくれる人ばかりではありませんでした。
地毛の証明書を発行してもらっても、先生たちは疑ったままです。
高校だと染めてる人間も多くなるので、その類だと決め付けられているんです。
しかも日焼けとはいえ肌は褐色。誰もがギャルだと思っているみたい。
これで色白なら、お人形みたいに扱われてたのかな?
大人しく体育科に行っていれば紛れたのかもしれません。
でもワタルと離れたくなかったから、真面目な子の多い進学クラスに入りました。
余計に目立ったあたしは、ろくに友達も作れていません。

休み時間は教室を抜け出して、ワタルや地元からの親友と過ごします。
話を聞く気もない人たちよりは、みんなと一緒のほうが癒されますしね?

そんなある日のこと。
今日はワタルと2人でお昼を食べている。
なんか最近ワタルってば、私の目の前ではよそよそしい。

「ねぇワタル、最近のワタルなんか変だよ?どうしたの?」
「変も何も…マリナは自覚ないのかよ…」
そう言われてもよくわからない。もう一回問いただしてみると、

「マリナのその、胸が…」
「あっ」
あたしの身体、現在絶賛急成長中。
胸はちょっと前から急に成長してきた感じ。聞けばママもこのくらいの頃に同じようになったらしい。制服もブラもちょっとキツくなってきた。

少し遅めの性徴期と言うか……第3次性徴期?
女としての準備が整いすぎて、周りの視線がさらに冷たいのです。

今までどおりのスキンシップのつもりだったけど、ワタルには刺激が強すぎたかな?
でもでも、これはある意味チャンスかもしれません。
距離が近すぎて異性としての視線が薄く、下着姿ぐらいなら軽く流されていました。
そんなワタルが意識するくらい、あたしの身体がエッチに成長してるなら……

……ギュゥゥゥッ!
「お、おいっ!」
ワザとらしいくらいの勢いで、ワタルの腕を抱きしめます。
挟みこめちゃうくらいのオッパイの谷間に、引き締まった腕の筋肉が感じられちゃってます!
「わ、ワタルなら……良いよ? 触りたかったら、触っても……」

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