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奇跡の少女
官能リレー小説 - 学園物

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奇跡の少女 2

「やっぱりいるんだね」
「標準服だからなぁ」

私服で登校している人たちもいる。
俺とリリカは一応、西都学館のブレザーを着ているが、西都学館では制服ではなく標準服という扱いで、着ても着なくてもいいし、LGBTQの人への配慮で、標準服姿で男子がスカート着ても女子がズボン穿いても、私服姿でもいいという学校だったりする。
そればかりか、貧困家庭への対策として、標準服は夏冬各3着まで無償提供されるというシステムまである。
制服がある学校だと、皆が制服を着ることで、貧困家庭出身の生徒が貧しさを隠しやすいというメリットもあるからだ。
そんな学校だから、ぶらぶら歩くだけでも何だか温かみを感じた。

しばらくリリカと2人で歩いていると、人だかりができているのを発見する。

「なんだあれ」
「みんな集まってるね」

よく見ると、人だかりの向こうには大きな木製のボードが立っていて、そこには何枚かの紙が張り付けてあった。

「クラス分けの紙かな?」
「ああ、そういえば…俺たちどこなんだろうな」

見てみると、やっぱりクラス分けの発表だった。
喜んでる人、残念がってる人、ただ見ている人といろいろいる。

「七海、今度も同じクラスだねっ!」
「笑里〜、よかったぁ〜」

なんて言って抱き合ってる女の子達もいる。
するとリリカが張り紙の一枚を指さした。

「あっ、私達同じクラスだよ」
「本当だ!!リリカと同じクラスだ!」
「やったね!准!」

やった、やったとピョンピョン跳ねながら喜ぶリリカ。
見ていて可愛いし、小柄なのにたわわに実ったお胸がゆっさゆっさ揺れまくるのが凄い…下半身に響く。
でも僕も嬉しいのには違いない。一緒に喜んだ。

所属クラスがわかったら、その教室に向かう。
途中でリリカがそっと手を繋いできた。


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