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僕らの天使
官能リレー小説 - 学園物

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僕らの天使 1

高校生活が始まってもうすぐ最初の夏。
しかしこれといって目立つイベントも娯楽もない片田舎では特に楽しいこともなく、ただ淡々と日常を送るのみだった。


夏休みへのカウントダウンを始めつつあったある日、つまらない日常が大きく変わるインパクトが訪れる。

「今日からみんなの仲間になる転校生を紹介するね」

担任の先生(ちなみに若くてそこそこ可愛い)がそう告げる。
この時期に転校生?しかもこんな田舎に。奇特な子もいるもんだと思う。

先生に呼ばれて教室の扉が開く。
そして現れた姿に、自分を含め特に男子一同がざわつき、歓声が上がる。

雪のように真っ白な肌。綺麗なブロンドの長髪。制服の上からでもわかるその巨乳。

「みんな静かに!……じゃあ、自己紹介をお願いします」
先生が自分を含めたゲスな男どもを一喝し彼女を促す。

「ズドラーストヴィチェ………えっと、はじめまして。今日からここで一緒に学ばせていただくアナスターシャ・アレクセイエヴナ・トロツカヤです。あ、気軽にアーニャとか、アーシャって呼んでくれたら、嬉しいです」


流暢な日本語に驚き、その笑顔に僕を含めた男子一同は心をときめかすのであった。

(天使だ…)

クラスの男子誰もがそう思ったはずだ。

「アーシャさんは真野くんの隣に座ってね」
しかも隣の席。不自然な空きがあると思ったら、まさかだ。

「真野くん、アーシャさんにいろいろ教えてあげてね。」
「はーい。」
めんどくさいと思いながら、返事しといた。
アーシャさんが僕の方を微笑んでる。かわいい顔だ。
次の授業は体育だ。プールで泳ぐ時間だ。
「アーシャさん、更衣室に案内してやるよ。」
女子更衣室には入れないので、当然その近くまでとなる。しかし、道中での会話で、世間話っぽく質問したら彼女を水着を見ることができた。
この学校での水着は一種類だけでなく、ランニング型かパイピング型が中心のワンピース型で、スクールチュニック水着やセパレート型などは禁じられている。彼女のは外国製の競泳水着っぽく、グレーともシルバーともつかない色で大人っぽい。
本当は上の階から自分の授業をそっちのけで女子の水泳の授業を見ていたいが、どこから出た声かわからないものの、男女一斉に水泳が行われることになってる。
プールを半々に使うから中学の頃に比べて泳いでる時間は短く、並んだり待ったりする時間がおおいし、プールの中央寄りの列に並んでいるときは女子を隣同士になる。
もちろん、そんなことを期待する素振りは微塵も見せないが、早くも女の体育教師はアーシャを意識してか見るからに新しい水着だ。

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