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生徒会のお仕事
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会のお仕事 7


「そうですね…いつもツンとクールな顔…かな?」
「あなたねぇ…」

エリちゃんのコメントが的確過ぎたのか、アリアさんも返す言葉が無いみたいだ。

「でも、そこがかっこいいんですよ」
「僕もそう思いますよ。女子のみんなからアリアさんが支持されるのもそこが素敵だからだと思いますし、男子でもアリアさんみたいな娘がいいって連中がけっこういますよ」
「翔哉まで…」

アリアさんの顔がだんだんと赤く染まっていく。
普段クール(たまに通り越して不機嫌に見えることもある)な人がこうやって照れた表情を見せるとすごく可愛いと思ってしまう。先輩なのにそう感じないくらいに。

生徒会のみなさんは本当に美人、美少女揃い。
それだけに一般生徒は手の届かない、高嶺の華だと思われてるところもある。

それだけにこんな事情を一般の生徒に知られたら、非常にまずいことになる。
エリちゃんは書記候補なんだけど、退魔師の一門でもあってうちの事情にも理解があるから、僕らも本当に助かっている。

「お二人とも、抱かれた後はすっごく充実してるっていうか…綺麗さが段違いですよね」
「そ、そう?」
「だから気を付けないと、彼氏が誰なんだって噂が学校中に流れますよ?」
「あちゃぁ……」

愛梨さんが額に手を当てている。
エリちゃんの発言は止まらない。ヤリまくっていた僕たちへのやきもちも入っているだろう。

「それに、書記候補がまだ決まっていませんよね。どうするんですか?」

「問題はそこなのよねぇ」
「先輩達の事情も考えると何も知らない一般生徒は不味いよなぁ…」
愛梨さんと僕がうーんと唸って頭を悩ませると、アリアさんはそれを見て嘆息する。

「まああたしらの仲間はまだいるんだし、副会長・書記・会計職は複数人置いても問題ないはず……」
机に肘をつき手のひらに顎を乗せてリラックスしていたアリアさんがピク、と扉の方を向いて反応した。

「どうかしました?」
「…うん、もうすぐ来るわね、候補のひとり」

廊下を駆ける靴の音がだんだんと大きくなって、止まったと思ったら生徒会室の扉が勢いよく開く。

「お願いっ!翔哉くん、もう我慢出来ないのぉ、抱いて抱いて抱いてぇっ!!」
「ちょっ!沙夜さんっ!?」

僕を目敏く見つけると、いきなり抱きついてきた。
「うわっ?!」
僕の視界も完全に塞がれ、大きく柔らかいもので包まれる。
後ろによろめいたが、なんとか踏み止まる。

「沙夜は自分の上背を自覚しなさいよ」

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