朝、目が覚めると……… 101
ほっとすると急に腹が減っていたことに気付き、夢中で食べ始める。
夕食はなにごともなく終わった。
夕食後、俺たちはお茶を飲みながら今晩からのことを話し合っていた。
「留奈と蓮は一緒の部屋なんだな?梓はどうする?」
「あずさ、まぁちゃんと一緒がいい」
「だってさ、真由、それでいい?」
「はい、あたしは別にいいですよ」
「わーい、よかった、まぁちゃん一緒に寝ようね」
梓はそう言いながら真由に抱きついている。
「帝くんは?一人なの?」
と京華さんが言った。
「え、えぇ、そうですけど?」
「なら、私と同じ部屋にしましょうよ」
「・・・ぶ、きょ、京華さん!」
ちょ、ちょっと唐突に言わないでよ。
うわぁ〜〜蓮や留奈がこっちを睨んでいるんですけど。
「み〜〜か〜〜ど〜〜〜〜!!あんた、まさか・・・。」
「京華さん、もしかして帝と・・・。」
「帝ちゃん、無理はいけないわ。」
「帝さん、今のこと本当ですか?」
「きょーちゃん、ずるいよ〜〜。みーちゃんと一緒なんて・・・。」
皆が俺に詰め寄ってくる。うわぁ〜〜そんな顔で俺を見るなよ〜〜。
と京華さんが言うと、
「「「「だめーーー」」」」
蓮と留奈、飛鳥さんに真由が同時に叫んだ。
「冗談よ♪本気にしないでね」
「言っていい冗談と悪い冗談があるわよ!」
「そうですわ!ひどいです京華さん!!」
「京華さん、変な冗談はやめてください!」
「帝ちゃん、京華さんと一緒がいいの?」
「あ、飛鳥さんそんなわけないでしょ!みんなも落ち着いて、
京華さん、変な冗談やめてください!!」
京華さんはみんなを見ながら微笑んでいる。
やっぱり俺たちをからかってるんだな‥‥
「冗談よ♪本気にしないでね」
と京華さんが言うと、
「京華ちゃん!変な冗談やめてよ!!」
「そうですわ!ひどいです京華さん!!」
「京華さん、やめてください!」
「帝ちゃん、京華さんと一緒がいいの?」
「あ、飛鳥さんそんなわけないでしょ!みんなも落ち着いて、
京華さん、変な冗談やめてください!!」
京華さんは微笑みながら俺たちを見ていた。
「安心してね、私はここには住まないから、だって蓮も梓もここに来ちゃったら誰もいなくなっちゃうじゃない?」
そうか、たしかにそうなると京華さんは一人になっちゃうんだな‥‥