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生徒会アイドル化計画
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会アイドル化計画 31

両グループが仲良しなら、まとめて八人組として売り込むこともできるかもしれない。まず学校をアピールする存在となり、地域のイベントにも出て、少し知名度が上がればライブをしてみる。
そうやって場数を踏んでからオーディションに挑む手もある。でも、ロコドルなら地元公立校から出ている可能性もある。地下アイドルにしても歌とダンスがまずモノを言う。
わが校では女子が多いからこそ、セクシーさ重視のグラビアからという会長の切り口も的を得ているように見える。
潤希はまた副会長と話している。もしかしたら、俺みたいに乙女の秘密に触れれたのかもしれない。生徒会室にはあいつが寝てもらうことになりそうだ。

「結構綱渡りするな」
「会話で際どいやり取りって、案外勇気いるね」

椎名さんと小松さんは感心している様子だ。椎名さんはメイドを演じつつ嫌な客にも対応した経験があるだろうし、逆に小松さんはネットでの活動で文字でのみのやり取りだから、下ネタもどこからヤバイのか掴みきれていないのだろう。

視聴会は終了。
「参考になった?」
「なかなか際どいところまで言うもんだね」
「意外な感じもしたかな」

この後は会長と片山先輩は保健室へ。俺たちは残りのメンバーと一緒に部室に向かう。
これからの予定は完全にフリーだ。とはいえまだ寝るなんて考えはないだろう。

「さっきの番組みたいにあれこれ質問して」
「やっぱ、トーク力も大事だし」
「多少のことじゃドン引きしないメンタルの強さも重要みたい」

俺とボムシェルの三人で部室に入る。

「張り切るのはいいけど、俺だけを頼るのもどうかと…」
「そんなに考えなくても、いいから」
「自分がMCだと思って」
「いろいろ悩むんだったら、ルールをつくろう。三人は聞かれたことは必ず答える。その代わり、内容によっては一切口外しないこと。これでいい?」
「だったら…」

なぜか押し切られる形で俺は引き受けることとなった。意地悪な解釈をすれば、エロいことだってどんどん聞けてしまう。
保健室でもリーダーの二人は酒を出されているし、こっちも多少大胆になっていいだろう。

「じゃあ遠慮なく行こうか」
「どんとこーい」
「頼んますよ、コーチ」
3人も乗り気なのか多少おふざけも入ってきた。

「過去でも現在でも、男がいたか」
「ないね」
「全然」
「いません!」
これは3人とも即答である。まあ予想はできたことだ。

「じゃあ、自分の胸のことをどう思う?」
このプロジェクト参加者にとって案外重要な質問をする。女子なら、大きくて小さくても悩む話題だ。
生徒会よりも学年がひとつ下で巨乳だから、発育も良い部類に入る。
問いとしては片山先輩に最も聞きたかったけど、ここにいないのでしょうがない。

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