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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 91

「・・・ちょっとお話しようかなって。」
「別に話すことなんて無い。」
「そうやって溜め込むのもよくないよ?」


とはいえ影汰に言われても釈然としない光樹。
しかし影汰は光樹にさらに話しかける。
「何故、僕が女装してるか解るかい。」
光樹は『そんな事知るか』と思ったが、確かに男っぽい性格や趣味をしている影汰が、まったく正反対の女装をしているか、興味が湧いてきていた。

「小学校の頃、女っぽいとか男の子にモテてた?せいで、毎日女の子からイジメられてて…ある日、女子の制服着て来いって言われたんです。」
日頃の丁寧なですます言葉からして、影汰はそれなり育ちの良い家庭に生れたと推測できた。
「そしたら次の日…いきなり男子の制服で登校して女の子が『文句あるか?』って一睨み…桜川君ならどうします?」
「笑うか呆れる…」
「そう…でもその子も皆と一緒に大笑いして、イジメもなにも全部飲み込んじゃいました。大体誰の事か解りますよね…お陰で二人は学校公認カップル…。」

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