PiPi's World 投稿小説

香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 585
 587
の最後へ

香港国際学園〜第二部〜 587

「『強大さに傲れる怠慢かつ傲慢な者共の時代は終わった…これからの地上…いや香港国際学園は脆弱ながら、賢く逞しく生き延びる者の時代なのだよ。』」
「『こ…小賢しい…何様のつもりぞぇ!?』」
「『言った筈だよ、だだの人間様さ。』」
その『ただの人間様』は、高圧電流の檻に囚われた古代竜を嘲笑しているのか肩を揺すりながら宣った。
「『しかし貴女とて、この程度でどうこうという古代竜様ではあるまい?精々あがいてみる事だ。』」

砂煙が舞い上がり、次に見た時にはそこには誰もいなかった。
「『ふんっ…足掻いてみろだと?我は竜だぞ…脆弱なヒトなどに屈するはずがなかろうてっ!』」
古代竜はそう言い放ち、大空へと高く飛翔した。


「刀機さんっ、報告です!目標はトラップを破り、一直線にこちらへ向かって来てます!」
「そうか…」
(ふむ…ならばこちらも最終兵器を投入するか…)
引き千切られた送電線のショート、過剰な電力の逆流で変電所に火の手が上がる。
さておき、巫女姿のひかる姫を振り返る刀機。
…ぷにぷに…
「やぁあ…雪菜ちゃんダメぇえ…」
「んふふ…柔らかいよぉ…ひかるのおっぱい。」
(ちょっとぉっ?ナニやってんのこの娘達っ!?)
ただただ唖然となるルーファス…彼の視線に気付いた雪菜が食事の邪魔をされた猛獣が如く吠える。
「何見てんだいエロ執事ぃ!見せモンじゃねェぞっ!!」
ひかる姫の背後から絡み付き、クネクネと胸のゴージャス姉妹を揉みしだく雪菜。

「ヒィ?ご…ゴメンナサイ…。」
雪菜の剣幕に、反射的に謝ってしまったルーファス、あうあうとあえぎながら刀機に救いを求める視線を投げかけた。
刀機はセーラー服(月見草館仕様)の半チチを揺すりながら、誇らしげに胸を反らす。
「わかるか執事っ?」
「わかりませんっ!」
「アレが最終兵器だっ!!」
「あの娘のおっぱいがですかっ!?」
…し〜ん…
静まり返る一同、そして常識人ルーファスに突き刺さる冷たい視線。
特に女生徒らは糞にたかる蝿でも見下ろす様に。

音楽繋がりで集まったアズリア達も『この時期の男の子は仕方ないよ』的な言葉でフォローしてくれてはいたが軽く他人の目…なんかルーファス株大暴落な一幕。
「あ…ふん…そうじゃないの…んく」
悩ましい声を上げながら、ひかる姫は肩ごし雪菜の差し出した唇に舌を突き入れ…そこから金色の燐光を吸い出してゆく。
ルーファスは漸く理解した、ひかる姫が雪菜からビアンなプレイを通して某かのエネルギー供給を受けているのだと。
「ちゅる…理解したかエロ執事…くちゅ…ナニをするにもちゃんと意味が…んむ…」

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す