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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 51

ラーメンはもちろん、胡椒タバスコ七味唐辛子etc…卓上の調味料はとうの昔に完食されていた。さすがにこれ以上備品に手を付けると食堂出入り禁止になりそうだ、と自腹で何か食すべく券売機に向かう。ちなみに彼は入学三日目にして『ご飯おかわり自由』の定食メニューのブラックリストに指定されていた。
「やれやれだぜ…」
とテーブルに足を投げ出すビックジョーこと牟田丈次、部分巨大化能力の使い手…出番がなくてご機嫌斜め。
「そういや…聞いたか?私闘スタジアム復旧の話…?」


流が発した一言に皆の動きが止まり、一斉に耳を傾ける(騒動を大きくした光樹は気まずそうな表情だったが)
「あのロボットはひとまずスタジアムから出して解析されてるらしいね」
影井京平が言うと、流は頷きながら
「あぁ…だがそれが元で、学園側がロボットを作った人のラボの捜索を始めたらしい」
「それじゃあ、まだまだ私闘は出来ないってことなのですか?」
未来が尋ねると、今まで黙って聞いていた理人が口を開いた。
「お前達は余計な詮索しなくていーの!スタジアムは再建中で、私闘再開時は学園側からお達しがくるから」

「何か知っているのか?立花…先生」
刀機が鋭い眼差しで尋ねるが、
「こんなぺーぺーが、んな深くの事まで知ってると思うか?ほれ、みんな早く食べないとラーメン伸びるぞ」
…なんとなく理人にはぐらかされた感が残りつつみんなはラーメンを再び食べ始めた。

「みことマスターの造ったモノはそう簡単に解析なんかされないのヨ♪」
光樹の前に座っていたりとは誇らしげに呟いていた。

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