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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 256


そして、とことなし誇らしげな態度の華奈美。
「…判りました…栗原さんの顔を立てましょう…。」
正論には違いないのだが、説得された…と言うより、華奈美のやたらとお姉さんぶった態度の滑稽さに毒気を抜かれた、というのが実の所だろうか?
「ツンデレキター!なのヨ!」
りとが茶化すが華奈美は相手にしない。彼女は、それなりに納得した様子の影汰に満足していた。
「ふうん、優しいじゃん?」
デリカシーのない主人公、光樹。
「相手によりけりよ!」
どげし!
影汰以上にズタボロな光樹を足蹴にする華奈美。

「ていうか、帰りましょう…仮にも僕らは保護観察『処分』という立場にあります。」
幾らか回復した影汰が言う。
「許可を得てるとは言え、早いとこ戻った方が良さそうだ。」
光樹もまた荷物を担ぐ。
「未来や理都に会ってかなくていいの…?」
ちょっと困った様な表情で顔を見合わせる光樹と影汰。
「未来ちゃん達には…もう少ししっかりしてから会いたいんだ…。」
「理都さんも…わかってくれると思います…。」
歯噛みする華奈美だったが、しょーがないわね…と肩を落とす。
「わかった…あの娘たちには上手く言っとくわ。」

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