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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 241

影汰が軽く肩を叩く。
「いいよ…慰めなんて惨めなだけだよ…」
と光樹が呟くが影汰は「よく見なよ」と囁く。
光樹は“あたり”を良く見るとその下に小さく“と思ったら大間違いよ(笑”と書いてあった。
光樹はな〜んだと胸を下ろすと影汰のトレイを見る。
そこには“あたり”の下に小さく“な訳ないじゃ〜ん”と書いてあった。
さらに隣りの人のトレイを見るとやはり“あたり”のあと“の反対なのだ〜”と小さく書いてある。
そしてまわりを見渡すとおのおの安堵や歓喜の声をあげる中、一人名の判らぬ男が奈落の底に落ちたような顔して落ち込んでいた。

…『あたり』を引いた声が叫ぶ…。
「ちょっと!?なんだよ今のナレーション!僕を脇役扱いしてさぁ!」
その他大勢に紛れていた…1−B自称『主人公ライバル的存在』鳳 充規…殉職…(太陽にほえろっぽいBGM)。
「…いや、だから死んでないし…?」
光樹と死闘を演じたにも関わらず、脇役扱いどころか存在そのもの否定されかけてる鳳くん。そっと寄り添う今泉先生。
「…鳳くん…命有る限り希望を捨てては駄目…。」
…アンタが言うな…
「つーかマジ具合悪いんスけど。」
「まぁそれは大変(ニヤリ)!」

それとばかりに充規を抱え、服をぬがそうとする今泉。ただし、顔には世にも邪悪で淫靡な笑みが・・・。
「いや、今泉さん?僕、何の関係でこんな羽目に?
つーか、体が動かないのですが・・・。」

聞かれるのを待っていたのだろうか?今泉は勝ち誇ったとばかりに、高笑いをする。
ひとしきり笑い終えた後、今泉はこう答えた。

「そりゃ残念でした。あの中には、私特製の筋弛緩剤が3粒、一粒飲む毎に1日動けなくなる物が入ってるの。さあ、勇牙さんがいないから、大人しく私の性欲の処理道具となってちょうだいぃぃっ!」

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