セックス学校 14
葉加瀬「ごめんね。これから私、用事があるの。入部の件は考えといてね。かけ持ちもできるから。」
俺は部室を出る。
俺「もっと見たかったけどまた今度にしよう。」
そして、次の部はAV撮影部に行ってみることにした。
これは、いくら笹本さんの連絡先が分かるといっても、連絡してそこに案内してもらうのは恥ずかしい。
俺は掲示板の貼り紙を見て、何とか場所の見当をつけた。
とはいったものの、さっきのうなぎの香りで腹が減った。
俺は一人で食堂に行った。
大きい食堂だが、自宅生も加わるので朝よりは混んでいた。
やはり多くは何人かのグループだったり、男女カップルだったりで食べていて、一人で食べている人はほどんどいなかった。
俺は“詩織や舞の連絡先を聞いておけばよかった”と思った。
前田さんは見えた。でも、やはり何人かのファンの男に囲まれていた。
さすがにうなぎは売っていないが、そういう重いものを食べたい気分で焼肉定食にした。
そして、俺は改めて部活専用棟に行って、AV撮影部の扉をたたいた。
返事は無い。
ドアノブに手を掛けた。鍵はかかっていなかった。
“この学校は(中略)どこでも、鍵を掛けなかったら、入っていいサイン”という前田さんの説明を、覚えていた。
「あっ、あっ、あぁん…気持ちいい!!」
一人の女子が、椅子に座って、脚を開いて、その脚の間を勢いよく指でこすっていた。
「あの…」
「あ!鍵かけるの忘れた!…撮り直しか…」
女「あーあ。せっかくうまくいってたのに。」
どうやら、オナニーのシーンを撮っていたみたいだ。
俺「すいません。鍵がかかってなかったから。」
男の部長「ああ。君は悪くないよ。僕のミスだから。じゃあ、ちょっと、休憩したら
先にレイプシーンを撮っちゃおうか?」
女「え〜わかった。」
男の部長「あ、見学かい?」
俺「はい、ちょっとみにきました。この部活はなんなんですか?」
男の部長「あー。書いてあっただろう。この部屋で撮影をしているんだ。」
俺「そうなんですか。」
男の部長「じゃあすこしみていくかい?
続き始めようか」
男の部長は、撮影をし始めた