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セックス学生寮
官能リレー小説 - 学園物

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セックス学生寮 20

 「私も…」
 そうして画面の中の敦子さんは目を閉じて、唇をとがらせていった。
 画面の中の翔君は敦子さんの肩を持ち、顔を傾けながら、唇を合わせていった。
 カメラはその真横に切り替わり、そして突然静止した。
 “初めてのキスなら、まずは唇をつけるだけで。いきなり舌を入れたりすることはおすすめしません”
 こんな字幕が出た。
 僕はふと、美代子の方を見た。
 不自然に瞬きしたり、動揺している様子がうかがえた。
 しかし、僕の視線に気付くと、まっすぐ僕の目を見たあと、ギュッと瞳を閉じた。
 これは、画面の通り従って、ということなのだろうか?
「佐々……美代子」
僕は、美代子の唇にそっと自分のそれを重ねた。
時間にすればほんの数秒のはずなのに、初めての僕らにとっては物凄く長く感じた。

どちらからともなく、お互い顔を離す。
美代子は頬をほんのりと紅く染めながら、いつもの笑顔で
「…しちゃった。」
とつぶやく。
 画面は、そんな見ている側のタイミングを計算したかのように、また動き出した。
 画面の中の二人は、僕たちと同じように少し微妙な間をあけたあと、翔君はゆっくりと敦子さんを抱きしめていった。
 僕も美代子も横目で画面を見ていた。抱擁の場面のあと、僕は美代子と目が合った。拒絶的な目ではないと判断した。僕も、翔君にならってゆっくりと美代子を抱きしめていった。
ふと画面を見て驚いた。美代子も驚いて画面を見て固まってしまっていた。敦子さんと翔君がセックスを始めて少しして、なんとそこに宇井君と浜井さんが入ってきて、2人もまたセックスを始めたのだった。
そして何と驚くことに、今度は敦子さんと宇井君が、翔君と浜井さんがセックスを始めたのだった。
興奮した僕たちもセックスを始めたが、
やがて画面に”参加しますか?”の文字が。
美代子はあわててリモコンを獲ると、参加しますと押した。
えっ? 僕は唖然としていると、画面に部屋の右隅のドアを開けて、中に入ってくださいと表示された。
美代子は僕の手を握ると、僕の手を引っ張り、ドアを開けて中へ入った。

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