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セックス学生寮
官能リレー小説 - 学園物

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セックス学生寮 19

普通ならこの後、「あなたは18歳以上ですか?」等の年齢確認を問う画面が表示されるはず。
しかし、ここのディスプレイにはそれがなかった。
生徒も「性的動画」を見ること前提だからなのだろうか。

しばらく読み込みを行った後、ディスプレイにはさまざまな選択肢が表示される。
「ジャンル」「コスチューム」「シチュエーション」等、画面には数十個の選択肢が現れた。
…なんだか一般的なアダルト動画サイトのようである。

 何で未成年の僕がこんなコメントをできるのか、と言われるかもしれない。
…男だったら、そこは理解してほしい…

 僕は、なるべく無難そうな選択肢を探した…「純愛」とか「学園もの」とかは、無いのだろうか…
 ふと美代子の方を見ると、画面から顔をそむけて、両手で顔を覆っていた。

 
 …探した結果「シチュエーション」-「学園もの」と「プレイ」-「恋愛」があった。
 …でも「学園もの」って、なんか非現実的な学園が出てくることが多くなかっただろうか?
 すると「恋愛」にしても、どうなのだろうか…

 ふと、カーソルを▽の方向に向けると、もうひとつの大項目「教育」が現れた。
 …そうだよな、セックスすることを推奨する学園なんだ。そういうのがあってもおかしくない。

 僕は、その中から、あまり見ないで、一番左上の動画を、選択した。
 
「はじめての、セックス!」

 男女が同時にそう言ったナレーションが流れた。
 出ている男女は、僕たちとあまり変わらない年齢のような気がした。気がするだけで、本当は18歳以上なのかもしれないが…

“この動画は、はじめてセックスする二人に、参考になるように、という目的で作られた”的な字幕が流れた。

 まず、普通の教室のざわめきから動画は始まった。
 それを聞いて、美代子は顔を覆った手を少し緩めて動画を見始めたようだった。

 「敦子、屋上に来てくれないか?」
 「えっ、何、翔君」
 制服を着たその男女のセリフは大根役者と言ってよかった。まあ、セリフが問われるような動画ではないからいいのだろうが。

 屋上のシーン。
 「敦子、君が好きなんだ」
 「えっ…」

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