PiPi's World 投稿小説

「転校先の小学校で....」
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 11
 13
の最後へ

「転校先の小学校で....」 13

先生は、ある製品のことを思い出した。
それは、当時「海水帽子」と呼ばれた女子専用の水泳帽子。
この「海水帽子」は、綿の素材に防水のためのビニールが縫い合わせいた。
初代の水泳帽子は、男子型と女子型に分けて生産しており、素材はカラー鮮やかに出せるナイロンタフタを使用、裏地はナイロンのトリコットハーフを使って縫い合わせてつくっていたものだった。

「そうよ!!」「これよっ!!」
「これなら体育の授業だけでなく、掃除や水泳にも最適だし、男女平等の学校にもちょうどいい!!」
「おまけに紅白帽子と同じ扱いとして作ってもらえばいいのよ!!」

これをきっかけに水泳をはじめ、通常の体育の授業や掃除の時間などで、紅白の海水帽子の必着することとなった。

翌日、中等部男女生徒全員、保健室で検査を行うこととなった。しかも保健の先生をはじめ、各先生方がメジャーを持って生徒たちの頭部の寸法を測っていた。たったこれだけで終わってしまい、生徒は一体何なのかわからなかった...。だが、これが年明けになって判明することとなる...。


年が明け、3学期がはじまり学校の体育館で生徒全員にあるものが配られた。
それは、昭和の懐かしいレトロな水泳帽子。しかも女子用。裏面に年・組・名前などを自由に記入するところがあり、耳までの覆うタイプで、あごひもがついている。素材は、ポリエステル80% ポリウレタン20%。カラー 白色×赤色。あご紐付き。ゴム仕様。
しかも生徒ひとりに4着。紅白帽子、手拭の代わりとして被ることになり、水泳でも必着することとなる。

後日、数年ぶりに雪が降り、午後の体育の授業では、兄は女子生徒とともに制服を脱いで体操着に着替え、生徒全員、白無地のバレーシャツ長袖体操服の上に青色の長袖ジャージを着込み、白のハイソックスを履いたら膝サポーターを装着。頭には、紅白の海水帽子を男子は白、女子は赤にして前頭から頭頂、後頭、即頭、耳まで髪を覆い隠し、髪の毛を一本も出ないようにして前髪を帽子の中に入れ、紐は顎にきっちり結んだ状態にしてきっちり被る。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す