この後、小中学校で男女共通の体操着としてブルマーが採用されなかった理由についてお話をした。
「小学校では高学年あたり。中学校では在学中に女子のヒップ・男女の陰部がより発達し、性感、発情による性器からの粘液の排出を考慮して、体育の授業も男女別にしていたの」
「男女共通または男女混合で体育の授業を行った場合だと、男子は髭だけでなく脛や腕などに毛が生え、常時脱毛しなければならなくなるから、ブルマーは今まで男女共通の体操着として採用されなかったの」
「ここがまだ私立の進学校・附属校タイプの「男女平等教育推進モデル校」指定の小中学校になる以前は、人気が少ない小学校だったけど、女子だけでなく、男子もひとりかふたりはいたの」「その後は男子はひとりもいなくなり、女子ばかりとなってしまい、体操着も女子用しか置かれなくなり、女子小学校と化していたの」
「後に君(兄)が弟と２人でここに転入してから、運命が変わったの」「君たちふたりが指定体操着としてブルマーを穿いてくれなかったら、「男女平等の理念」に基づいた教育はもちろんのこと、私立の進学校・附属校タイプの「男女平等教育推進モデル校」指定の小中学校にならなかったの」

「おかげで、小学校にも女子とともにブルマーを穿いて過ごしたい男の子も増えたし、今後も男女ブルマー必着は続けていきたいの」「君たちは日本で初めての男女ブルマー必着の小中学校の生徒だし、今後もこういう事はは必ず起こることなの」「女子はもちろんのこと、男子は女子として学校生活を過ごすことになるけど、体は男子のままであることを忘れない事」「男子女子ともつらいかもしれないけど、我慢すればきっといいことあるから頑張っていこう」

生徒たちは励ましの言葉を掛けてもらった後、ホームルームは終了となり、生徒全員の制服のスカートの下に穿いている濃紺無地のブルマーは白い粘液で汚れたまま下校した。

そして放課後、先生は男女生徒の今後はもちろんのこと、指定体操着などの見直しについて考えていた....。