性教育 1
俺の名前は…
中学2年、佐藤英則。今日の授業を楽しみにしていた。
なんと言っても性教育!
思春期の男子は、この授業で、少なからず興奮したりする。
子供の作り方。男女の体の構造や。女性器の構造など。
先生は、真面目な話をしてるのだが、思春期には過激だ。
しかし…この日は違っていた。
いつもの、保健の吉田先生が休みで、別の先生が教室に入ってきたのだ。
先生「はじめまして!矢野といいます。今日は、吉田先生がお休みと言う事で…。僕が代わりに授業をします」
俺「なんだ。男か…」
どうせなら、女の先生がいい。
思春期の男子なら、誰もが思う事だった。
しかし、授業終わりに、この先生で良かった。そう思うことになるとは、誰も予想していなかった…。
先生「では、これより、性教育を始めます」
おもむろに、黒板に、何かを描きはじめる。
女子「いやっ…!」
教室がざわめきだす。そう…男性器と女性器の絵を書いた。
それも生々しく。まだ中学生と幼い女子には、男性器の絵は刺激が強過ぎるのだ。
先生「え〜。夏帆さん。この男性器の呼び名。言ってみてください」
指名されたのは、大江夏帆。
人見知りな性格だが、その清純な容姿から、クラスのアイドル的存在である。
英則『あの子の口から、おち○ちんか…』
男子の誰もが期待し、その言葉が出てくるのを、静かに待っている。
女子は、自分に、目が向けられないようにと、俯いている。
夏帆「…」
先生「どうしました?中学生にもなって、知らない訳じゃないですよね?」
手が震えて立ち尽くす少女に、その言葉が追い討ちをかける。
夏帆「恥ずかしい…です」
それが精一杯の発した言葉だった。
しかし…。
先生「成績に響くけど?」
夏帆「そんな…」
夏帆は顔を真っ赤にしてうつむきながら一言。
夏帆「ぉ…………です」
先生「聞こえません。もう一度言ってください。はっきり言わなければ落第です」
夏帆「お…おち○…ちん…です」
先生「途切れ途切れですね…最後のチャンスですよ。はい、どうぞ」
夏帆「おち○ちんです!!」
夏帆はいささかヤケクソ気味に叫んだ。
先生「はい、残念。それは俗名ですね。正式な医学用語では『ペ○ス』と言います」
夏帆は顔を真っ赤にしたままシクシクと泣き出してしまった。
しかし俺達は心の中で『矢野、グッジョブ!』と先生に拍手を送っていた。
先生「みんなブラジャーをしてるようだが。」
そうここの中学の女の子はブラジャー禁止であったが胸が全員Eカップ以上ため、恥ずかしくてノーブラではいられないのである。