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友達以上=X X X…?
官能リレー小説 - 学園物

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友達以上=X X X…? 21


叶那さんの部屋。
そう聞いても、にわかには信じられなかった。
さっき見た叶那さんの姿と部屋のイメージがどうにも結びつかない。
信じらんないなぁ…。
私は筋トレマシーンにちょこんと座ると落ち着きなく部屋の中を見回した。
見れば見る程…男っぽい部屋だった。

まだかなぁ…。
あと10分くらいで7時半になる。
私はまだ叶那さんの部屋の中にいた。
別に門限は決まってないけど…あんまり帰りが遅くなると後々あんまり良くない。
しかも…9時からは見たいドラマもあるし…。
私はソワソワと悠祐達の帰るのを待った。

私は少しだけドアを開けてそっとリビングを覗いた。
わぁ…恭ったら思いっきり挙動不審だ。
「ど・お・か・した・の…カナ?」
やだ…愛美のしゃべり方。
あのドラマに思いっきりカブレてんじゃん。
「な…何でもないよ…キュート」
まぁ恭も自然に答えちゃってる。
恭も見てんだ…『Q1○』

「だ・れ・か・いる・の・かな?」

な!!
愛美!!
いつからそんなにカンがよくなったの!?

「だ…だ…だ・れ・も・い・ま・せん!」
ちょっと…恭!
動揺しての!?
恭まで変な言葉づかいになってるじゃない。
「愛美…あんまりふざけちゃダメだよ」
悠祐ナイス!
「ふ・ざ・ちゃあ・いま・せ・んぜ…わか・だ・ん・な」
愛美…悪のりし過ぎだよぉ。
「若旦那?こいつが?」
恭がちょっと笑いながら…愛美に聞いてる。
「ぱふ…」
愛美が頷いた。
あ…それ可愛い。
私もソレ…明日学校で真似しようかな。
…なんて呑気な事考えている場合じゃないよぉ。

「恭…俺たち…そろそろ行くわ」
悠祐が立ち上がった。
ホッ…。
私はそっと胸を撫で下ろした。
「行くよ…キュート」
悠祐…立ち上がると手を差し出した。
悠祐まで?なあに?タケルくんのマネ?
「ぱふ」
愛美が立ち上がると悠祐の手を握った。

ふ〜…やっと寸劇が終わった。
もぅ…なんなのよ…愛美。
ん!まずい!ホントに私もグスグズしてられない。

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