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友達以上=X X X…?
官能リレー小説 - 学園物

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友達以上=X X X…? 16


「へっくしょん!へっ…!」
上から下までグッショリの恭がくしゃみしてる。
私は恭のジャケットのお蔭でそこまで濡れてはいないけど…。
「くしょん!」
「大丈夫?恭…」
「だい…へっくしょん…ぶ…」
恭…寒いのかなぁ…くしゃみが止まんない。
「傘買って帰る?」
恭は私の言葉にバツが悪そうに頷いた。


次の日…。
恭が学校を休んだ。
風邪ひいたみたい。
“やっぱ…お見舞いに行くべきだよね…”
私は授業が終わるのを今か今かと待った。
******放課後*******
「ここ曲がって……ぁ、あった」
授業が終わってすぐ、私は恭の家に向かった。
恭は実家が遠いのでお姉さんと2人でマンションに住んでる。
はっきり言って恭の家は結構なお金持ち。
「ぅわぁー…でかー…」
思わず独り言。

ピンポーン…

「はい」
インターホンを鳴らすと恭のお姉さんが出た。

白いシャツに洗いざらしたジーンズ。
さり気ない格好だけど…スタイル良さそう。
キリッとした眉で黒髪のストレートを無造作に後ろで束ねてる。
“綺麗なひとだなぁ”私…玄関先でポカーンてしちゃった。
「あの…あの…わ…私…」
猫さんみたいな瞳で見つめられて私…しどろもどろ。

「あなたは?恭の友達?」
恭のお姉さんと思しき綺麗なひとは優しく微笑んだ。
「そ…そうです!私…同じクラスの百瀬優衣っていいます」
私…すっかり舞い上がってるよぉ。
「そうなんだぁ…優衣ちゃん入って」
お姉さんは私をリビングに招き入れてくれた。
お姉さん…いい香り。

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