陣陽学園〜Fight School〜 99
そこへガタピシ戸を開くは竜崎和馬(KAZUMA)と斬多村鋭利。
『押忍!ご苦労様です!』
本家のリア充カップル?入室に敬礼姿勢でバットを構えるバットガールズ。
「愛だよ愛!コイツの握り飯ひとつでよぉ?流石は俺の嫁…。」
おそらく愛妻オニギリひとつで復活したKAZUMAは涙ながら語る。
対して鋭利は眠たげな表情で、バットガールズを見回し『餌』と言い放つなり、KAZUMAの尻を蹴飛ばし床に転がした。
「え?鋭利?その?何?」
「何よ今更…軽々しい…好きなだけヤッてなさいよ…馬鹿!」
またKAZUMAが要らん事を言ったか単に飴と鞭か、鋭利はその瞳に涙を溜め三下り半が如く戸を締め施錠する。
「この人?ヨメさん泣かしたの?」
「本家のアニィでも?不味くね?」
「よし!全員で説教ファ○クだ!」
口々にそう言うバットガールズを手で制し、栗ケ原華奈美は制服を脱ぎ去る。
胸も大きくスタイルもいい。
顔立ちも整っていて、酷い傷跡さえなければどこの店でも通用するレベルだ。
KAZUMAにクルリと背を向けると、そこには見事な刺青。
タトゥなんて表現でなく、マジの彫り物だった。
彼女はその背中を見せながらスマホで電話。
「お疲れさまっす、栗ケ原です」
『あぁ、華奈美ちゃんかぁい?、どうかしたぁ?』
漏れ聞こえてる声はどうやら島岡六郎らしい。
「KAZUMAさん浮気したんで、シメていいっすか?」
「しめちゃいなYO!、浮気は死罪だYO!!」
どこか楽しそうなヒップホップ調で六郎が制裁許可。
直属の兄貴分に義理を通す辺り抜け目ない。
「おいっ!、お前だって浮気してるだろうがっ!!」
漏れ聞こえる声に反論するKAZUMAだが、六郎は電話越しに鼻で笑う。
『僕もミシェルも本気だよぉ!、浮気じゃないよぉっ!』
本気でいいのか、NTR夫婦。
いや六郎ミシェル夫婦の性癖、もはや語るべくもあるまい。
その根底には山吹組のボニー&クライドとまで呼ばれる程の信頼関係。
この組で幾つか成立しているカップル、変態嗜好抜きに絆らしきモノがある。
あくまでセフレと割り切りながら鉄火場で信頼を結ぶ武留亜と市花。
劣等科を含めた人材・人脈確保や他組織外交等の仕事仲間でもある。
柳兄妹は必要に応じて別の相手と交わる程度、近親相姦で禁断の愛を育んでいる。
たまに嫉妬や誤解から真麗愛が暴走するも、訓練された兄妹なので特に問題ない。
ただし今回のKAZUMAに至っては鋭利が戻り安心するや普段通りの浮かれっぷり。
双方気はあるが今一つ足りない故こうしたヤキ入れ兼テコ入れ。
『あとヤキ入れ抜きでね、今回の斬り込み隊長任すって話だから。』
その言葉に華奈美は唇を吊り上げる。
バットガールズが先陣・・・
体の良い弾除け、または鉄砲玉とも取れる言葉。
山吹組の流儀、そしてバットガールズの流儀・・・
それらを考えてみれば『己の力でのし上がってみろ』と言う、ある種のチャンスを与えられたと華奈美は考えた。
先陣任せる以上、ケツは持ってくれるのだろう。
ならば迷いなし。
「六郎兄さん、喜んでやらせてもらいますっ」
『おおぅ、とりあえずKAZUMAくんで前哨戦やってちょ!』
「ゴルァッ!!、六郎テメェッ!!」
KAZUMAの叫び虚しく電話が切られる。
華奈美がスマホを脱いだ服の上にぽいと投げると、ヤンキー娘が黒い物体を彼女に手渡した。
それは、ペ○スバンド・・・
内側も外側もイボイボ付きでかなり野太い。
華奈美はそれを受け取り、自分の蜜壺を弄る。
彼女のそこはラ○アピアスはしてるものの、クリ○リスは何もされてない。
いや正確に言うと、かなり肥大したク○の包皮が切除されむき出しになっている。
それ自体がそう言う処置なんだろう。
バットガールズはパンツ穿かないのが心意気・・・
と、言われているのだが、華奈美の場合はこうされると本当にパンツ穿けないだろう。
敏感すぎて。
その敏感な大豆を弄り十二分に湿った所でペ○スバンド装着。
華奈美のかつての異名は『カナミックス』
そしてもう一つの異名・・・『ペニ番長』
制裁で掘った男の尻は数知れず。
そんな過去は知らなくても、KAZUMAだってヤバいのはわかる。
「おいおいおいおい・・・冗談だろっ!!」
焦ってドアの方へと下がるKAZUMA。
ヤンキー娘二人がペニバンの先を舐め、テカテカと黒光りするのを見て、冗談じゃないのを今更に悟った。