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陣陽学園〜Fight School〜
官能リレー小説 - 学園物

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陣陽学園〜Fight School〜 86

「この娘、わたしの御付きにしようかしら」

まどかが笑みを浮かべながら、一人の少女の乳を揉む。

男女共にいけて絶倫の山吹組だ。

彼女達バットガールズはよい性欲処理の肉便器になるだろう・・・

「たまには女相手もいいか・・・」

珍しくも鉄斎が物色しながらそう言う。

一応彼も女は抱くのだ。

ただし、ほぼ尻狙いだが。

「こう言う抵抗しない子を嬲るように犯すのもいいよね」

サイコ賢治が厭らしくも爽やかな笑みを見せる。

もうコイツ嫌だ・・・

白磁はまた改めて嫌悪感で震えた。

彼女らの裸は殆どが打撲や刀疵、銃創に火傷といった具合の傷痕が残っている。

しかも逃げる背中や尻に追い討ちを喰らった卑怯傷ばかりだ。

この中で何人かは憂国十字軍の『異教徒狩り』と称した、点数稼ぎの対象となった者もいるだろう。

白磁も結局この忌々しくも理知的な極道学生、高見沢賢治と同じ穴の狢だったのだと実感する。

更に傘下入りした組は本家への上納金として、学園に関わる収入の何割かが自動的に口座から移される。

この学園で監視され見世物とされる、喧嘩と性的行為全般のファイトマネー、河護衛市内での風俗業収入がそれに相当する。

自ら組を興すだけの器量が無かったバットガールズ。

山吹組側の采配から最低額の設定でも『傘下』という身分を嫌が応にも思い知らされる。

それでも彼女達の顔に安堵感があり、むしろ積極的に奉仕しようとしている。

傘下に入るのはデメリットではない。

頼れる本家をバックに持つメリットは計り知れない。

そして、褒められるべきはバットガールズの現リーダー、栗ケ原華奈美だろう。

彼女は主体性も将来展望も無いバットガールズをまとめ上げ、一番高く売れる相手に最良の時期に売り込んだのだ。

少なくとも並の才覚ではない。

その華奈美を認めたのか、純華は秘部を彼女に舐めさせながら六郎に問う。

「六郎、店で働かせそうなの何人いた?」

「まあ、5人って所すかね」

彼の口ぶりからすると思ったより多かったらしい。

山吹組が押さえてる風俗店はそれなりのレベルだ。

傘下に入れた以上、下のランクや援交なんてさせたら代紋に傷がつく。

「ああ、仕方ねえな・・・残りは便器にして食わせてやれ」

上納求めず養うと言う措置だから、かなりの温情だろう。

無論、その分を肉体で奉仕しろって事だが。

その奉仕の一つが山吹組本家の肉便器であり、もう一つは戦闘員だろう。

「ミシェル、明日の戦いはコイツら3人一組で戦わせろ。単独行動はさせるな。弱いヤツだけボコらせろ」

「はいさー」

バットガールズの特性を活かした戦術。

単体はゴミだが、ゴミはゴミなりの戦い方がある。

そして、純華は戦闘指揮を取る若本武留亜と蜂丸市花を呼ぶ。

「お前らは1人頭2人は殺ってこい。容赦はいらん、徹底的にツブせ」

純華の言葉に笑う2人。

「5人ぐらいは殺っちまうつもりだったんですがねぇ」

禿頭を撫でながら笑う武留亜だが、目は全く笑ってない。

「肉便器生活は楽しかったけど、もう用済みね」

市花の眼鏡の奥の瞳が鈍く輝く。

純華は、丹念に秘部を舐める華奈美にも頭を撫でてやりながら言った。

「根性見せてみな。お前らが根性見せれば、全力でケツ持ってやるぜ」

「ありがとうございます、姐さん」

華奈美は感謝し、奉仕にも熱が入る。

路地裏喧嘩の才覚、社会のルールを『守ってでも』生き残る。

最盛期は百人近く居たという愚連隊ギャル軍団バットガールズ。

ここにいる約五分の一以外の残りはどうなったか、別の組か風俗一本で食えれば御の字。

緩やかな破滅に向かう者、もう壊れてしまった者が大半だろう。

白磁の知るカルト業界でも恵まれぬ環境を嘆く層でよくあった事だ。

神の教えを信じる者は分相応の未来、神の奇跡のみを信じる者の未来なぞ誰も知らない。

奇跡とは人の触れざる神聖なる領域、人の身で知る筈もない。

「何かすごく神聖な感じで真性じゃーん!」

「それ違うってば真性だから神聖なのー!」

「シンセーだよシンセーホーケーだよー!」

ふと気が付けば、先輩方の品定めが済んだバットガールズ数名が、白磁の神聖なる巨根包茎に群がっていた。

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