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健康診断
官能リレー小説 - 学園物

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健康診断 1

「先生、明日からは学校と企業の健康診断が続きますね。がんばってください。」
看護師の森田早苗はそういって神崎の明日からの予定をまとめた表を置いていった。

「どれどれ、今年も健診の時期か。」
健康診断は多忙な内科医にとって一年の中で最も楽しみなイベントだ。普段高齢者ばかりを相手にしている29歳の神崎にとっても、若者を相手にするのは魅力的なのだ。予定表には学校や企業の名前、日時などが記載されていた。
18日 阪神女子大学
19日 Aエージェンシー
21日 G商事秘書課
22日 WFY大学看護学部
今年も健診は女性ばかりの学校や企業ばかりだ。もちろん偶然ではない。神崎の高校時代の友人の牧野が健診のバイトを紹介する会社を経営しているからである。
それにしてもAエージェンシーとは牧野には感謝だ。Aエージェンシーはグラビアアイドルやモデルが数多く所属する有名事務所だ。一般人であれば絶対に見られないアイドルたちの服を脱がせられるのだから待ち遠しくてたまらない。そんなことを考えながら、神崎は家路についた。
とうとうAジェンシーの健康診断の日になった。
最初はあの有名モデル松若こころの診断だ
「よろしくお願いします」
「松若さんですね。こちらへどうぞ」
「はい」
こころは、指示されたとおりに椅子に座ると、机の上に置かれた蝋燭を興味深げに見た。
そんなこころの前で、ポケットからライターを取り出すと、蝋燭に火をつけた。
「いかがですか?コレは中国で手に入れたもので、緊張を和らげるアロマを練り込んでいて、患者さんの間でも評判が良いんですよ」
説明しながら、蝋燭に顔を近づけ、香りを確かめるこころを観察しながら、相対する椅子に座った。


「それではまず、簡単な問診から問診から始めます。お名前をお願いします」
「松若こころです」
「生年月日は?」
「平成○年5月8日です」
「ご職業は?」
「モデル・・んっ、をやってます」

蝋燭には、神埼自身が調合した媚薬ー性感と被暗示性を高めるーが練り込んであり、問診が進むにつれ、こころの視線は虚ろになり、吐息にもなまめかしさが含まれてきた。

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