PiPi's World 投稿小説

香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 65
 67
の最後へ

香港国際学園 67

剣護を吹き飛ばした刹那は次は理人を攻撃しようと振り向いた。が、理人はいない。
「とろいな、どこを見ているんだ?」
刹那の後ろに回った理人はそう言うやいなや回し蹴りをはなつ。
ドカッ!バキバキッ!!!
刹那は壁を2、3枚破って倒れるが、すぐさまカマイタチを繰り出す。
しかし、理人はまたも姿を消したかのような動きをみせ、カマイタチを避けながら瞬時に間合いをつめる。
「その程度じゃ、俺は殺せない。」
理人は愛用の銃を刹那の頭に突きつけ、冷たく言った。
「グッ…キサマ…」しかし、剣護もタダでは転ばない…弾き飛ばされた瞬間に、刹那の胴に一太刀食らわせていたのだ…「カカカカカ!ソウデナクテハナ!」しかし刹那の傷は一瞬で回復してしまう…(やはり生半可な攻撃じゃあ効かねえか)熱くなる剣護とは対照的に理人は冷静に相手の能力を分析していた…
「カカカカカッ!!サスガハタチバナリヒト。ダケドナ、コノテイドダトオモッチャア、オオマチガイダゼ!!」
刹那は甲質化した右腕を、理人の胸に突き立てた!!
そのはずだった。
しかし、理人の身体が異常に硬かった。
「俺自身の存在確率を100%にした。もうお前に勝ち目はない。」
「カカカカカッ!!ソウラしいなぁ、バケモノめ。まぁ、それなりに楽しめたし、ここは退くとするぜ!」刹那は元に戻ると足早に去ろうとする。
それを、理人がとめた。「まて、お前は何の為に戦う!?」
「決まってらぁ、自分の為だ!」
そう言って、刹那は去った。
その頃、才英は美咲の「イタいのイタいの飛んで行け」の歌で、才英の傷を瞬く間に治していた。
「傭兵だったんだ・・・」
才英が驚いた表情で言う。
「昔のことさ。」理人はそう言うと、才英を立たせた。
「才英、君は何の為に戦う?」理人は才英に聞く。
「え?」「どんな外れ物の傭兵でも、何かの為に戦う。俺がダチのコイツらの為に戦っている様にね。君はどうなんだ?返答しだいでは、今回の話は無かったことにする。」
才英は考えた。そして答えた。
「俺を信じてくれた人の為に戦う!」
「ハハハハハ!気に入ったよ!才英くん!」理人は、先ほどとは打って変わって無邪気な笑顔を見せた。「君ならば確かに変えられるかもしれないな…その気持ちをずっと忘れないでくれよ!」理人の強い意志の篭もった無邪気な笑顔は才英を一心に見つめていた…

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す