PiPi's World 投稿小説

香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 53
 55
の最後へ

香港国際学園 55

奈々子が応じる。
「誠一・・・・もっと自信もちなよ・・・」
「え?!・・うわ!」
いきなり奈々子が誠一の股間に手を伸ばした。
「ほら・・・こんないいものを持ってるんだから・・・」
奈々子は誠一の股間をわさわさとまさぐっている。

「わっ、ちょっ!奈々子?!」
「な、何してるのよ?!」
「吉良さん?!」
その間にも誠一の股間は、次第に盛り上がっていった。

皆が驚く中、大柄な体にものを言わせて奈々子は誠一の男根を取り出した。
「うわ・・・・」
(完全に・・・負けた・・・)
「すごい・・・」
勃起した誠一のモノは、学園一を掛け値なしで名乗れるのではと皆が思うほど巨大だった。
奈々子を除く全員は、完全にその大きさにのまれていた。
「女の子のときの誠一もす〜〜っごくかわいいけど、男の子のときの誠一は、本っ当にすごいんだから。
わかるでしょ?」
そうなのだ。彼は生まれつきすごい巨根の持ち主であった。
日本人には珍しく、幼稚園時代にはすでに皮がむけていたほどである。
そして巨根に見合った絶倫ぶりももちあわせており、この絶倫ぶりは体が男の時でも女の時でも発揮された。
だからこそ奈々子と恋人として楽しくやってこれたし、いろいろな連中に貞操を狙われても何とか耐え抜けたのだ。
ブチぎれそうになっていた。
なぜ、自分はこんなバカみたいな奴らとつるんでいるのだろうか?
六錠 要の今の心境である。
不満だった。自分のあるべき環境ではないと、そんな気がする。
寂しいのかもしれない。とは微塵にも思わなかった。自分の周りは皆、誠一に注目している。さらに誠一でも自分を見ない。恵まれた人物の周りにいる人間は皆脇役になってしまう。
そうは思いたくなかった。
自分にもプライドがある。自分は小物ではない。周りが小物過ぎて、目立たないだけだ。そう思いたかった。
気が付いた時には足が動いていた。後ろで誰かが騒いでいる。おそらく自分に対して。
「手前ぇ等で勝手に仲良しごっこしてやがれ」
要はそう言い残し、図書室から、誠一たちの元から去っていった。
要がしばらく歩くと、後ろから声がかかった。
「そうやって、結局は逃げるだけか?」
声の主は夜栄だった。その声に一瞬要の足が止まる。
そして返した。
「もう馬鹿には付き合わん。」
「注目されたかったら、認められたかったら、自分の中身がどれほどのものか、はっきり示すことだ。少なくとも誠一はそのつもりだ。」
夜栄の声は驚くほどの重さで殴りつけるが如しだった。
「せっかくの機会だろ?ここで一暴れするだけでも、かなり違うと思うぜ?」

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す