PiPi's World 投稿小説

香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 44
 46
の最後へ

香港国際学園 46

「アタイはアンタの女で所有物だ・・・何だって好きな事言ってくれていい・・・」
眞澄は笑顔を見せながら才英に再び近づくと、ゆっくりと唇を合わせる。
少し開いた口から下が才英の口に侵入を開始し、才英がそれに答え下を絡めると、眞澄の舌は嬉しそうに口の中で踊り始める。

眞澄はちゅるん、と名残惜しそうに才英の唇を解放すると耳許で囁く。「兵隊が要るんだろ?まかしときな…」図星だった。そして眞澄は何事もなかったかのように、くるりときびすを返し、才英の部屋を後にした…。…結構いい子かも…「話…済んだか色男…」
意地悪そうにニカッと笑う悠里。「『仕事』付き合え」「?」
…シャワーを(二人で)浴び汗を(汗以外も色々)流した後、才英が連れてこられたのは使われていない旧校舎の一つ…『○○革命』などとアブなげな看板が所どころ。玄関には猟銃や鉄パイプで武装した学生がたむろしている。悠里はいつもの無表情で「にいはお同志諸君」と声を掛けた。
(…あぁ)
遠い眼で才英は思った
(…また俺の知らない世界が開けてくる……それにしても、悠里…俺の前では表情を出すけど、何でだろ?遊んでんのか?それとも……まぁ、いいや、これから先、世界破滅ぐらいじゃないと驚かねぇ…)
知ってか知らずか、才英の決意は悠里の言葉で崩壊した。
黒ヘルメットの学生たちが得物を構えたままにじり寄って来る。才英は尻ポケットに差した小型リボルバー…学園貸与品のニューナンブ…に手を伸ばすが、止める間もなく悠里がつかつかと前に出てゆく。「会長さんはどこか?」一人が悠里に対し勝手に入れとばかりに猟銃でくいっ、と校舎を示す。武器取引か何かで話がついているのだろう、顔パスの様だ。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す